その叱り方、こどもの自立へ向かっていますか? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

昔 教員だった頃 一緒に働いていた ベテラン先生。

その先生は、子どもを反省させるのが 大好き。



二言目には

「どんな 悪いことをしたのか 言ってみなさい!」

「誰が 一番悪かったのか 考えなさい!」

と 延々とお説教。


「僕が 悪かったです。ごめんなさい。もう、しませn。」

と 言うと、満足。



子どもが 非を認めないと、過去のことまで持ち出して 責めます。

その先生、子どもが これから 行動を どう改善していくかよりも
非を認めることに 興味があったようです。

白黒をつけたら、それで OK。

子どもは、そこから 何を学ぶでしょう?



そういえば、学年全部を集めて 45分間説教させることも しばしばでした。

あるとき、子どもの気持ちを体験してみようと、
私も 体育座りをして お話を聞いてみました。

… 聞いていたのは、最初の5分間だけ。


あとは、流れてくる 給食のにおいに
「お腹すいた~、今日は カレーかなあ。」
なんてことを 考えていました。


結局、おしりが痛くなっただけで な~んにも得ず。

先生だけが すっきりする叱り方の典型ですね。



私は、子どもに説教(?)するなら、40秒以内!と 感じています。
(どこかで、同じような話を 読んだこともあります)

40秒以内で 短く 伝え、さらに、

「みっちゃんは、どうしたいの?」
「どうしたらいいと 思う?」

と 聞いてみます。


そのあと、また 伝えたいことがあったら、
加えて 短く 伝えます。

長く お説教するより、子どもの耳に入っていくようです。


子どもは、そんなに長い話を 聞いていられません。
ひょっとしたら、大人も 同じかもしれませんね。


あなたが 子どもを叱るとき、その目的は何ですか?

叱ることで、子どもは 自立へ向かっていますか?