昔 教員だった頃 一緒に働いていた ベテラン先生。
その先生は、子どもを反省させるのが 大好き。
二言目には
「どんな 悪いことをしたのか 言ってみなさい!」
「誰が 一番悪かったのか 考えなさい!」
と 延々とお説教。
「僕が 悪かったです。ごめんなさい。もう、しませn。」
と 言うと、満足。
子どもが 非を認めないと、過去のことまで持ち出して 責めます。
その先生、子どもが これから 行動を どう改善していくかよりも
非を認めることに 興味があったようです。
白黒をつけたら、それで OK。
子どもは、そこから 何を学ぶでしょう?
そういえば、学年全部を集めて 45分間説教させることも しばしばでした。
あるとき、子どもの気持ちを体験してみようと、
私も 体育座りをして お話を聞いてみました。
… 聞いていたのは、最初の5分間だけ。
あとは、流れてくる 給食のにおいに
「お腹すいた~、今日は カレーかなあ。」
なんてことを 考えていました。
結局、おしりが痛くなっただけで な~んにも得ず。
先生だけが すっきりする叱り方の典型ですね。
私は、子どもに説教(?)するなら、40秒以内!と 感じています。
(どこかで、同じような話を 読んだこともあります)
40秒以内で 短く 伝え、さらに、
「みっちゃんは、どうしたいの?」
「どうしたらいいと 思う?」
と 聞いてみます。
そのあと、また 伝えたいことがあったら、
加えて 短く 伝えます。
長く お説教するより、子どもの耳に入っていくようです。
子どもは、そんなに長い話を 聞いていられません。
ひょっとしたら、大人も 同じかもしれませんね。
あなたが 子どもを叱るとき、その目的は何ですか?
叱ることで、子どもは 自立へ向かっていますか?