前回の、ハートストリングス子育てコーチング講座にて
子どもと どのように話し合ったらよいか、について でした。
話し合いは、「聴く」「訊く」「承認する」「質問する」など
今まで学んできたことの 集大成の意味合いがあります。
実際に、こども役と 親役に分かれ、
ロールプレイで 話し合いをしていきます。
このロールプレイは、前回に引き続き 二回目なのですが、感じたことは
「すでに 親側に 決まった答えがあることが 多い」
ということです。
たとえば、「ゲームを買ってほしいとねだられた」と いうケース。
親の側に 「ゲームは買わない」という答えが すでにある場合、
話し合いには なりません。
子どもの「ゲームが欲しい」という 欲求に対して
「買わない理由」を 並べるだけになりがちです。
これは、話し合いではなく 説得ですね。
(受講者の方に そのように申し上げたら、勘の良い方で 「あ…!」と気がつかれました)
話し合いの場で、説得を続けると どのような弊害があるでしょう?
子どもは、親からの コントロールを感じ、
話し合ってもムダということを 学びます。
説得をするのだったら、話し合いという形を取らず、
「目が悪くなることが心配なので、うちは 小学生になるまでは 買いません!」
と 宣言した方が、まだ 良いように、私は 感じます。
それから、話し合いで 解決しないこともたくさんあります。
価値観の相違が ある場合です。
子ども側が、何も 不利益を 被っていない と判断した場合、平行線になることがあります。
たとえば、
・忘れ物が多い子ども。
友達に借りればよいので、別にこのままで 構わないと思っている。(昔の私です…。)
・タバコを吸っている子ども。
叱られようが 怒られようが、親には何も迷惑をかけていないと 開き直っている。
話し合いをしても なかなか 受け入れられないことが 予想されます。
そのとき 親は 何ができるでしょう?
そして、何は できないでしょう?
何をすると 逆効果でしょう?
考えてみてください。