続きです。
次に、「選択肢を増やす」という視点から お話します。
自分の中に たくさんの引き出しを持っていると
たくさんの選択肢が生まれます。
この方法がダメなら、こっちの方法、
こっちがダメなら、あっちのやり方、
みたいに いろんなアプローチができます。
選択肢がない場合、
ひとつの方法がダメだったら 全部ダメ、
あーーーーーー!イライラする、と なるのです。
たとえば、片づけを したくないと ぐずったら?
「競争しようか?」とか
「片づけが終わったら、おやつにしよう。」とか
「ここが きれいになったら、ママ 気持ちいいな~♪」とか
楽しくする工夫をすることも ひとつの方法です。
それでも ぐずっていたら、
心機一転 少し時間を置いて 声をかけてみるという 選択肢もあります。
それでもダメなら、置きっぱなしも あり。
大事なものが みんなに踏まれてしまう(かもしれない)、
という 体験をさせるのも。
お片づけの約束を 守れなかったら 捨てたり、あげたりする、
ということを 提案することも。
*ただし、この場合は 片付ける場所が きちんと確保され、
子どもでも 片づけができる環境がある、
ということが 前提です。
たまには 片付けない日があったって いいじゃーん、
と 開き直ってみるのも いいかも。笑
ママ側に、たくさんの選択肢を 用意しておくことで
イライラすることが 今より 少なくなります。
それから、何が何でも
「一人でやらせる!」
「絶対、やらせる!」
「早く きちんと やらせる!」
と 大きな目標に びょーんと飛んでいくと
途中で 息切れします。
「できるようになるための ゆるやかなステップ」を 考えていくと
ウサギと亀の 亀になれます。
また、子どもに しつけをするとき、
ママが心の中で どんなことを つぶやいているのか…
これ、見えないことだけど すごく大事です。
「今、この段階まで できるようになったね!
(ここの段階しか できてない…では ないです☆)
少しずつだけど、もっと できるようになるよ!
(子どもの持っている力を信じます。)」
前記事にも書きましたが、
子どもを 信頼する気持ちが根底にあることで、子どもは 伸びていきます。
一歩一歩 子どものペースで 進んでいくのが 一番。
早くできるようになった方が、えらいという思い込みはありませんか?
遅くてもいいんですよ、
亀さんみたいに 最終的に ちゃーんと ゴールにつければいいんです。
子どもの成長は、三歩進んで 二歩下がるですから
ゆっくり 一歩一歩 進んでいきましょー!