前記事のつづきです。
最後にも書きましたが、子育ては 修行です。
当たり前ですが、子どもは 親の思ったようには 動きません。
そこで、イライラ するわけです。
で、このイライラによって 引き起こされるのが 「甘やかし」です。
「甘え」?「甘やかし」?むむむ?
その区別が よくわからないと 思ったら、
「それは誰の問題?」と 自分に聞いてみてください。
たとえば、
「甘えを受け入れる」 とは
・ ママも一緒に手伝ってほしい、と お願いされたので、
補助的に サポートした。
・ 「ハンバーグが食べたい」と 言われたので、
今度 作ってあげる、と 約束した。
・ 子どもが、どうしても 聞いてほしい話があるというので
家事を後回しにして 少し 聞く時間を取った。
・ 抱っこしてほしいと 抱きついてきたので、
ちょっと 重いけれど、抱っこした。
子どもの甘えたい思いを 受け止める行為です。
「甘やかし」 とは
・ 子どもにいくら言っても 聞かず、面倒になったので
全部 片づけをしてあげた。
・ お菓子を買いたいと 泣かれると、
人の目が気になってしまい、結局 毎回 買い与えている。
・ 子どもが 忘れ物をすると、かわいそうな気がして 届けに行く。
しつけよりも、親の都合を優先させている行為です。
* これらは 私の基準です。
人によって 少しずつ 考え方は違うと思います。
たくさん甘えられた子は、自立が早いと言います。
私も、学校で たくさんの子どもたちを見てきて、そう思います。
甘えが満たされると、自分を受け入れてもらえた経験から、自分に自信がつきます。
自己肯定感も 上がります。
何かあったときは 最大の味方である 家族という安全基地に戻ることができます。
気持ちが安定していて、おだやかです。
甘えが満たされず、がんばれ!と だけ言われてきた子は、
自信がなく、人の目や 顔色を 気にします。
人の気を引くことに 躍起になっている子も います。
自分を 見てほしいんですね。
甘やかさないためにも、なるべく ママが イライラしないことが 大事です。
人間ですから、100%イライラしない人は いませんが、
イライラ度を 下げることはできます。
次に続きます。