



さて、今回のテーマも 言葉づかいです。
教師と子どもたちの間には、一線をおくことが大切、
ということを 先日の記事で お伝えしました。
その「一線おく」ための 手段のひとつが、言葉づかいです。
前回は「あいさつ」。
今回は「丁寧な言葉づかい」です。
教師と子どもたちの 会話を聞いてみてください。
大人と子どもの会話に なっていますか?
もし、お子さんが 教師に対して、友達に話すのと同じように 話しているとしたら
学級は まとまりのない 群集になっている可能性があります。
子どもたちは、自分たちが 一人前として 扱われていると感じると
何も言わなくても 丁寧語で 話をしてきます。
子どもたちは、教師が 友達のように接してくると
友達のような言葉で 友達のように 話をしてきます。
もちろん、教師には いろんなタイプがいていいんです。
堅い人、ソフトな人、楽しい人、まじめな人、体育が得意な人、音楽が得意な人…。
でも、あえて、教師が 友達にならなくても いいのではないか、と 私は思います。
友達だったら、クラスに たくさんいるはずですから…。
教師と児童が 友達関係になってしまうと、クラスは 子どもたちに 振り回されます。
ルールが 少しずつ ゆるくなり、やがて なくなっていくのです。
超フレンドリー教師の 共通項として、叱れないことが 挙げられます。
叱れないことの 根元には、嫌われたくない心理があるように感じます。
叱ったら 子どもたちが 離れていくと 感じてしまう…
つまり、子どもたちを 信頼していない、ということになります。
(叱るって言っても 怒鳴ったり 怒ったりすることでは、ないですよ☆
だめなことは、だめ!
それを きっぱりと でも 穏やかに 伝えられるかどうかです。)
教師が叱るとき、子どもたちのためを思っている気持ちは ちゃんと 伝わります。
だって、子どもとはいえ 一人前ですから。
(怒ってしまうと、怒られている怖さが 先に伝わってしまいます。
本当に伝えたいメッセージが 伝わりません。)
あ、そうそう 余談ですが、超フレンドリー教師の特徴、
もうひとつ あります。
教室が 汚いです。
ごみが たくさん落ちていたり、壁に足跡があったり、床が薄汚れていたりします。
で、ここからが 一番 大事です。
こんなとき、家庭でできることは、担任の教師の悪口を 言うことではありません。
ますます、事態が悪化します。
子どもたちに 「教師失格」の印籠を渡したら、乱用しまくります。
ひどいクラスだと、教師をベランダに出して 施錠し、授業をボイコット なんてこともありました。
数年前に 受け持った子どもたちだったので、そっと 事情を聞いてみたところ、
親の影が ちらほらと 見え隠れしました。
「うちのママが 先生のことを ~って 言ってた。」
こんな話ばかりが 上がってきたのです。
親ができることは、何でしょう?
子どもと どんなことを 話し合ったらよいでしょう?
考えてみてください。