プロセスを省いて、結果を出そうと するんですね。
今日のテーマは「答えはすぐに教えない」です。
たとえば、「ひ」という形を見て なんて発音するのか、
ということを 知りたい娘。
それに対して
「これは、なんて読むと思う?」
とか
「なんで、読みたいと思ったのかな?」
と 問いかけたら、娘は プイッと向こうへ行ってしまうでしょう。
考えたって わからないから、聞いてるんですもん。
そういうときは
「”ひ”って 読むんだよ。」
と シンプルに教えればいいんだと思います。
答えを教えない場合 というのは、「それはなぜか?」
というプロセスを 挟んでいる場合です。
先日、娘が 磁石で 遊んでいました。
家中のものに 磁石をあてては くっつくかどうかを調べています。
「ママ、磁石は 銀色のものに くっつくんだよ。」
と 教えてくれました。
そこで、アルミの缶を 与えたところ
「あれ~? 銀色なのにくっつかない…。」
と 不思議な顔。
また、磁石をもって 家中 放浪の旅に出かけました。
旅は、いつまで 続くやら。
( 余談ですが、夫は 小学生のときに 自分で 電磁石を作って感動し
そのまま ずーっと大学院まで それに関する勉強を続けました。
もちろん、仕事も、学んだことを生かせるところに 就職。
子どもの頃に、楽しいと思ったことって ずーっと つながっていきます。)
磁石の特性は「鉄にくっつく」です。
小学校4年生で 習いますが、これを 調べる実験は大好評。
子どもたちは 目を輝かせて 調べます。
最初に、予想として「鉄にだけ くっつきます」
なんて 模範解答を書いている子は、ちょっと つまらなさそう。
すでに、塾などで 答えを教えてもらっているんですね。
かわいそうだなあと思います。
「問い」に対して「予想」をたてて、「検証する」。
文字で書くとむずかしいけれど、楽しい作業です。
かくれんぼだって、そうですよね。
「お友達は、どこにかくれているかな?」(問い)
→「木の陰に いそう!」 (予想)
→「行って 見てみる」 (検証)
大人が、隠れている場所を あらかじめ教えてあげたら、
楽しみは半減します。
子どもは「なぜか?」を考える天才です
娘も何かと、予想を立てています。
「なんで雨ばっかり降ってるか 知ってる?
あのね、芽が たくさん出たでしょ?
みんな お水が飲みたかったから、お空さんに頼んだんだよ。
”お水くださ~い!”って。
だから、雨が降るのは 大事なの。
明日、お花が咲いてるかも!!」
雨が降る仕組みは、いずれ知ることができます。
でも、こんな発想ができるのは 今だけ。
こどもの「なぜ?」という気持ち、大切にしたいですね。
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