この一週間ほど寒い日が続いています。
今年は暖かい冬でしたから、すっかり春の気分で
このところの寒さが身にしみます。
昨日の朝、仕事に出かけるときは雪が降っていました。
東京では一昨日が初雪だったそうですが
私の住まいのある地域では2月に一度雪が降りました。
すぐにやんでしまいましたが。
ですから、私にとっては二度目の雪でした。
雪が降るとなぜか子供時代の風景が心に浮かぶことがあります。
子供の頃、雪が降ると嬉しくてワクワクしたのを覚えています。
雪を見ると、その小さな私が私の中でワクワクするのかもしれません。
今の私は大人ですが
生まれてから今日までの全部の私が今の私に生きているのですね。
いろいろな時を生きて今の私が生きています。
スピリチュアルな話をすれば
前世、過去世の私が今の私に生きているといえるでしょう。
私たちは小さな頃から
周囲の大人たちからいろいろなことを求められ、期待され生きてきます。
「いい子にしなさい」
「お母さんは大変なんだから助けてあげるんだよ」
「そんなこと言うんじゃありません」
・・・・・・・・・
小さな子供には大人の言っている理由や状況はよく理解できません。
言われている事をそのまま受け取り
そして子供ながらに理由を考え出します。
例えば
お菓子を買ってほしいとせがんだ子供が「いい子にしなさい!」と言われます。
↓
私はいい子じゃないんだ。
↓
いい子じゃないと嫌われるんだ。(すごく怖い顔だもん)
↓
いい子じゃない理由は何だろう?
↓
欲しいという欲求を口にしたからだ
↓
欲しいという欲求を伝えるのは悪い子なんだ。
↓
欲しいという欲求を伝えたら嫌われる。
私たちは理由がわからないと落ち着きません。
待っているバスが時間通りに来ない時、ソワソワ、イライラしがちです。
事故で渋滞だったんです、運転手さんが言ってくれると
「そうか。事故があったんだ」と心が静かになります。
小さな心は懸命に考えて
欲しいという欲求を伝えるのは悪い事だと思い込んだり
欲求を感じることそのものが悪い事だと思い込んだり
欲しいという欲求を持つ私がそもそもおかしいのだと思い込んだり
欲しいという欲求を見せたら人に嫌われると思い込んだりします。
もし、あなたが欲しい気持ちを素直に言えなかったり
自分のものを買うことに罪悪感があったり
欲しいものを聴かれて困惑したりするなら
目の前に小さな自分を空想して、声をかけてみてください。
欲しい気持ちがあっていいよ。
欲しいときは欲しいと言っていいよ。
欲しいと思うのは悪い事じゃないよ。
欲しいと言っても嫌いにならないよ。
なんて声をかけたらいいのかは
あなたの中の小さなあなたがきっと知っていますよ。