一石何鳥が動くー10「能はカキツバタ」 | 「彩どり師の仕業」今様の巫女的生き方の心得指南いたします

お読みいただきありがとうございます。

人生の彩どり師・関みゆ紀です。



一石何鳥が動くー9「いづれあやめかかきつばた」の続きです。



4月6日なう。(高須先生風に)

ここから、また凄い「神芝居」の仕掛けが現れます。





銕仙会~能と狂言~ 杜若



宇宙の真ん中で愛智を学ぶー102「畏れをなくすサイン」


☟☟☟杜若のあらすじを把握したい方はクリックしてね

the 能 com 杜若 ご参考



諸国を巡る僧が、三河国(愛知県)に着き、

沢辺に咲く今を盛りの杜若を愛でていると、

ひとりの女が現れ、一夜の宿を貸そうと、

僧を自分の庵に案内します。



その舞台が、杜若の名所で八橋(愛知県知立市八橋町)で、

今でも「八橋かきつばた園」があります。







私が泊まった場所は、下総国(千葉県香取市)で、

水生植物園の「水郷佐原 あやめパーク」があり、

「阿や免旅館」に泊りました。








ここでも、「対シンクロリレー」として、

「いづれあやめかかきつばた」

私の目の前に提示してきました。








女は、在原業平が『かきつばた』の五文字を句の上に置き、

らころも(唐衣)

(着)つつ馴れにし

ま(妻)しあれば

るばる(遥々)きぬる

び(旅)をしぞ思ふ


と旅の心を詠んだ故事を語ります。



僧を自分の庵に案内した女は、そこで装いを替え、

美しく輝く唐衣を着て、透額の冠を戴いた雅びな姿で現れます。

「唐衣」は先ほどの和歌に詠まれた「高子の后」のもの、

「冠」は歌を詠んだ「在原業平」のもの、と告げ、

この自分は「杜若の精」であると明かします。



ここで、関みゆ紀の解説をば。

在原業平は、歌も詠めちゃう稀代の美男子プレイボーイ。

「伊勢物語」は、「むかし、男(ありけり)」の導入が定番の

短編恋愛話集みたいな感じです。

主人公は、在原業平だと言われているんですね。

縦読みで「かきつばた」の歌は、

(SNSとかラテ欄で匂わせる手法ですな)

唐衣に着慣れるように、慣れ親しんだ都にいる「妻≒恋人」を思い、

はるばると、思えば遠くへ来たもんだ~と、旅の辛さが身に染みるとな。

左遷された在原業平が、都落ちの道中で詠んだ歌なんでしょうね。



藤原高子は、後に天皇の后となる女御ですが、

在原業平と恋愛関係にあったと言われております。

あろうことか、この天皇の后候補である

藤原高子さんと駆け落ちを決行するのですが、

連れ戻されて失敗し、大スキャンダル。

これ、眞子さんをNYに連れ出した小室圭さんと重なります・・・。

宇宙の真ん中で愛智を学ぶー110「吾はどこに?」



他にも伊勢の斎王(天皇家の血筋から伊勢へ派遣される未婚の巫女)

との禁断の恋の話なんかもあります。

今でも、斎王はおられますが、既婚です。

降嫁した黒田清子さんが務めておられます。

在原業平は、身分違いの恋を吹き飛ばす、恋愛のチャレンジャーです。

以上、関みゆ紀の解説を終了します。



杜若の精は、業平が歌舞の菩薩の化身として現れ、

衆生済度の光を振りまく存在であり、

その和歌の言葉は非情の草木をも救いに導く力を持つと語ります。

そして、伊勢物語に記された業平の恋や歌を引きながら、

幻想的でつややかな舞を舞います。

やがて杜若の精は、草木を含めてすべてを仏に導く法を授かり、

悟りの境地を得たとして、夜明けと共に姿を消すのでした。

the 能 com 杜若より引用









読むの疲れちゃった?

ほらほら、がんばって(^_-)-☆



一石何鳥が動くー11「繋がりがカキツバタ」に続く。







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