インナーチャイルドの声が頭をぐるぐるしている時、愛、源、ハイヤーセルフ、神というあなたの本質を１００％感じて生きることはできません
インナーチャイルドが信じている自分は本当のあなた、あなたの本質ではないからです。
最近こられたクライアントAさんはご自分のインナーチャイルドとAさんの本質をきちんと区別できていませんでした。
本質、ハイヤーセルフと繋がっていたいのに、インナーチャイルドの思考と感情で頭がぐるぐるし、振り回され、無駄なエネルギーを浪費していたのです。
また、それが続いていたがために、起こる状況は改善することなく、平行線または下降気味になっていました。
私が定義するインナーチャイルドを説明した上で、Aさんにご自分で気づいているインナーチャイルドの思い込みがあるとしたら、どんなものがあるか、聞いてみました。
Aさん：「私は、自分が聞かされなくてもいい話を、聞かされるんですよね、、、」
私：「それは、例えば自分はマネージャーでも何でもないのに他の従業員に関する問題とか、そういう話ですか？」
Aさん：「そうです」
私：「そうですよね。マネージャークラスの時給が出ていればいいですけどね。そうじゃなければ、ボランティアワークになっちゃいますよね、、、」
Aさん：「あと、バイトの人とかでメキシコ人の子がいるんですが、そういう子からも、つたない英語で自分に悩みを打ち明けられると、私は一生懸命聞いて、答えようとするので疲れるんですよねー。でもせっかく話してくれたんだから、私も向き合わなくちゃいけないと思っちゃうんですよねー」
こんな具合ですが、Aさんのインナーチャイルドを分析してみましょう。
もしかしたら、Aさんのインナーチャイルドは、
「こんな私に自分の悩みを話してくれたのだから、私は信頼され、頼られる存在をキープするためにも、この人の役に立つために、自分のエネルギーをこの人に捧げてでも、一生懸命に解決策を与えてあげなければいけない」
というようなことをAさんのチャイルドは思っているのかもしれません。
一見、責任感の強いやさしいAさんに思いますが、ここでのデメリットは何でしょうか？
例えば、Aさんは依存気質の人を引き寄せやすくなっているかもしれません。
そのメキシコ人のスタッフは、問題をAさんに丸投げし、自分で考える代わりに、「お母さん、やってーー」みたいに、Aさんがその人の代わりに動かなければならない状況を引き寄せるかもしれません。
また、マネージャークラスの時給をもらっていないパートタイムのAさんは、オーナーやマネージャークラスの人たちに無償で問題の解決策をねったり、感情的に疲れ、自分の大切なエネルギーをそのことに費やさなければいけなくなるかもしれません。
そして、管理側の人たちも、自分たちで問題を解決して成長する機会を失い、Aさんに甘え続けてしまうかもしれません。
このような状況が続いたら、Aさんは負担が大きすぎて辞めてしまいたくなるかもしれません
でもこれらの状況を作っているのは、実はAさんなのです
Aさんのインナーチャイルドは頼られることで自分の価値を見い出したいのです。
「私は頼られ、必要とされている=存在していいんだ！」とインナーチャイルドが思い込んでいるのです。
Aさんの本質（高次の自分）は、みんなから必要とされなくても、自分が存在する価値があることを知っています
「世話好きな習慣」を持っているAさんのインナーチャイルドは、実は、自己評価や自己価値が低いのです。
自己評価が高く、自分を十分に肯定出来ている人は「世話好き」にはなりません。
なぜなら「世話好き」や「おせっかい」は、「相手がいつまでたっても自立せず、甘え、依存するのをやめない→それは相手の成長にはつながらない」ことを知っているからです。
Aさんには、どうやって彼女のインナーチャイルドに気づき、癒し、インナーチャイルドの思い込みと思考と感情の習慣をを変えるかのツールをお教えてしました。
それをすることで、状況は変わっていき、パターンは消え、本質で生き、人生をクリエイトできるようになるからです。
私は毎朝、今日経験したい感情（愛、喜び、感謝、平穏、慈悲、自由など）を感じ、本質（ワンネス、源、神、大我）と繋がることから一日をはじめます。
インナーチャイルドの声で頭を支配される時間というのは、とても少ない方だと思います。
それは常にワークしているからです。習慣になっているので、どんどんエゴやインナーチャイルドが小さくなっていきます。そしてワンネスに繋がっている時間が長くなります。
愛に生きている状態がどれだけ気分がいいかを経験しているので、インナーチャイルドの声に振り回されることを選ばないのです。
人生をクリエイトしたいなら、本質で生きることです。インナーチャイルドはあなたのチームメイトです。しっかりと意識を統合し、本質に逆らわないように、インナーチャイルドをコーチングしてあげましょう。
