少しでも自分が「この人無理!」だと思うと、相手をシャットアウトする習慣がついている人がいます。相手の中に少しでも嫌なところを見つけると、心を閉ざしたり、避けたり、、、
もったいないですね、、、
その相手の中には深く傷ついたインナーチャイルドがいるだけかもしれません
そのことを理解してあげようとすると「相手から傷つけられる」という固定観念があなたの辞書から消えるかもしれません。
サンディエゴに出張セッションに来ている私は、最初の数日は主人と過ごそうと思い、別々の車でタイムシェアで購入したリゾートに来ました。
私たちの共通の趣味はゴルフなので、主人はさっそくサンディエゴのゴルフ場の中から評判のいいところをネットで予約をしてくれました。
最初にプレーしたのはオーシャンサイドにある Arrowood Golf Course です。このコース、とても気に入りました!
二人プレー(twosome)の私たちは他の twosome の人たちと組まされました。
私たちはどんな人たちと組まされても、比較的上手くプレーできるので(癖がない 笑)不安はないのですが、もちろんいい人たちであって欲しいという思いはあります。
一緒になったのが、ジョンとマイクという白人男性たち。ジョンが50歳代くらいでマイクは40歳半ばくらいでしょうか。ジョンはフロリダから地元のマイクのところに来ていたようですが、どうやらビジネス関係の間柄のようです。
ジョンの方がゴルフは上手く、できるビジネスマンのオーラを放っています。ファイナンス系でコンプライアンスに関わる重要な仕事をしているそうです。
マイクの方はアグレッシブだけれど神経質のような、どこかいつも構えているような雰囲気を放っています。
主人は彼らよりも飛距離がでるので、最初は彼らも、私たちの腕を確かめる感じなところもありましたが、私たちはゴルフを楽しむことに徹していました。シリアス感ゼロ
ジョンとマイクはゲームに関してシリアス感が否めません。それでも主人が彼らに話しかければ快く受け答えしてくれるし、特に問題はありませんでした。
あるホールでの出来事です。主人がラフ(草の深い)からなかなか出られなかったときのことです。私はその姿を途中から見たので、主人に対してちょっと笑ってしまったのです。
主人はそのことについてはまったく何とも思っていなくて問題はなかったのですが、マイクがすっごい早さで私にリアクションしたのです。
マイク:「キミは僕が同じ目にあったら笑うの?」
わたし:「ノー、笑わないですよ。私と主人はお互いに関して笑い合うのは普通のことなので、、、」と私(のインナーチャイルド)もとっさにリアクションしました。
さて、ここで私のチャイルドの登場です
私のチャイルドはこんなことを思います:
「私だったら、笑ったことが失礼だと思っても、そんなに良く知らない人に真剣につっかからないけどなー」
とか
「何?これから何ホールも一緒にゴルフするのに、自分が笑わないようにあの人たちに合わせてシリアスにプレーしなくちゃいけないの???」などと被害者意識をちらつかせます。
すると大人の私(大きな視点で物事を解釈できる、高い意識の自分)は「マイクには、人に笑われることに敏感なインナーチャイルドがいるのかもしれない。笑われる=ダメ人間 というように、無意識では自分はダメな人間だと思っているからこそ、それを隠そうと、できる人間をがんばって演じているのかもしれない、、、」
とか
「(真実はどうかわからないけど)マイクは恥をかくことをすごく恐れていて、その経験をしたくないから、まずは相手を攻撃する習慣がついているから、ああいうリアクションになるのかな、、、人に笑われることに何かトラウマのようなものさえあるのかもしれない、、、」など、
相手を責める代わりに、相手の立場にたってみてあげようという自分の意識に切り替わります
私はプレー中、大人の意識にすぐにシフトできたので、マイクに振り回されることはありませんでした。私はもちろん、他の人のプレーに対して笑うことはないけど、普段、私と主人はふざけているのが普通なので、それを変えることなく、楽しくプレーが出来ました
プレーも後半になってきた時、パッティングした主人のボールがカップをくるっと回って中に入らなかった時(lip out した時)、私が「今日、lip out 多いね 」と笑った時、
マイクが私にいったのです。今回のマイクはシリアスモードではなく、落ち着いた状態でした。
マイク:「Yoko そんなこというの失礼だよ」
わたし:「そう? 失礼なこと言い合って笑い合うの私たちの日常なのよ」
と笑いながら言い返しました。
(やっぱりマイクは人からの評価にすごく敏感なんだと改めて理解しました。今回はシリアスモードじゃなかったですが、「今日リップアウト多いね」の私の主人に対するコメントを「失礼」と解釈したからです)
すると、主人が「最後に(奥さんが)食卓に食べ物が並べばなんだっていいんだよ」みたいなことをいって、みんなが笑ったのです
私のインナーチャイルドに気づかせてくれたマイクに感謝です。
私のチャイルドは:
「みんなも自分みたいに寛容であるべきだ」
とか
「アメリカ人はそうやって思ったことをすぐ口にする、でも日本人なら場の雰囲気を乱すことはいわない」など思ったりもするのです。
でも大人の意識に切り替えると:
「私の考えが正しくて、すべての人に寛容であって欲しくて、私を批判するな、なんて、私のチャイルドは傲慢だったんだー」と気づきます。
また、私のチャイルドが、「心で思ったとしても、場の雰囲気を壊すから、思ったことを何でも言うべきではない」というのは日本人的な考えだと思いなおします。
「アメリカ人は正直にモノを言う分、本当にいいと思った時は心から口に出して褒めてくれるし、相手を素直に認めてくれることも多いから、どちらの国が正しいということはない」とも思えるのです
ネガティブな感情にさせてくれる出来事は、インナーチャイルドの思い込みに気づける良いチャンスなのです
なので、
「そういうこと言う人嫌い!」とシャッターをガラガラと閉めて、二度とそのシャッターを開けないのはもったいないことなのです
誤解したまま、シャッターを閉めてしまうより、「実はそうだったんだ、、、」と人を深く理解してあげることができると、縁は切れず、魂の気づきや成長に繋がっていきます
自分の中の低い意識(チャイルド)に気づき、高い意識(新しい大人の自分)でチャイルドの思い込みを正してあげることは、ブレない、振り回されない自分を創り上げるには必須だと思います。
シャッターを下ろしてしまうことは簡単です。でもそれはあなたのチャイルドが思いつく唯一の方法(抵抗)なだけかもしれません。
あなたの大人の意識は、愛と経験、慈悲や赦しを使って、自分を本質に留めてくれます。
些細なことで傷つかない、振り回されない、大人の意識で生きてみてください。その先には笑い、感謝、喜び、そして長く続く縁が待っているかもしれません
めちゃくちゃ逆光
余談: サンディエゴには主人のいとこが住んでいるので一緒にディナーをしました。いとこが選んでくれたのは、以前クライアントさんたちと一緒に行ったことのあるお店でした。
レクサスディーラーの最上階にあります。
お店の雰囲気は最高
お店の中のバーでいとこ夫婦がくるのを待ちます
でも食べ物は、、、、「もう少しがんばってーーー」といいたいところ。
私はチョッピーノを頼みました。
主人が「太ったから写真載せないでーー」っていってましたが載せちゃえ 笑
左側が主人のいとこ夫婦。12歳と16歳の息子たちがいるのですが、ゲーム好き、車の免許も取る気がない子供の将来を案じている話題で持ち切りでした。