サイキックアタック（霊的攻撃）というと、ブードゥー教とか、黒魔術、藁人形を使って呪うことなどのイメージを持つ方もいるかもしれませんが、普通の人が誰かに対して、憎しみ、恨み、嫌悪感、ジェラシーなどネガティブな感情を抱くだけでもその念（エネルギー）は相手に影響を及ぼします。
そして、それは自分のことろに違う形でもっと大きくなって戻ってくる、負の連鎖があることも認識しておいたほうがいいかもしれません。
なぜ私がサイキックアタックの話を書こうと思ったかというと、実は、前回のブログで、主人の友達Aさんがタイから１週間遊びに来ていることを書きました。そして土曜日が最終日で、その日の夜中にAさんをLAXに主人と私は送ることになっていました。
土曜日は、Aさんは５０人もの部下のお土産や家族や友達から頼まれたものなど買うため、主人とあちこちショッピングをしていました。私は、夕方４時から日本との遠隔セッションがあったので、ショッピングには出かけず、家にいました。
すると、主人が、実は今日、時間があったらAさんのリーディングをして欲しいと主人が頼んできたので、Aさんもいつ買い物が終わるかわからないし、タイミングがあったらセッションをすることにしました。
主人に、Aさんがリーディングして欲しい目的は？と軽く聞いてみると、大学生で役者の１８歳のTくんが歩けなくなり、2件の病院にいっても原因不明だといわれたというのです。
私は４時からの遠隔で、３時の時点でAさんと主人は家に戻っていなかったので（しかも主人は携帯を家に忘れてるので、私も連絡の取りようがなかった）きっと、彼らはセッションが終わる６時くらいに戻ってくると思い、対面でAさんをリーディングできないけれど、息子のTくんがなぜ歩けなくなったのか、短めの遠隔リーディングしておいてあげようと思い、簡単にリーディングをしました。（実は、Aさんからは、Tくんの写真や彼の出ているコマーシャルを見せてもらっていたので、私が時間のある時にリーディングできたのです。）
それは意外な結果で、原因が“サイキックアタック”だったのと、数人の若い男女が心の目に現れたので、攻撃していうのは、この人たちなのだと想定しました。
そして、Tくんは、クリスタルチルドレンのような、やさしく、癒しの魂で、エネルギー的にも敏感だし、サイキック能力も備わっているのがわかりました。こういった気質のお子さんは私のクライアントさんのお子さんの４０％くらいを占めるので、特別なことではありません。
そして前回のミレニアル世代の若者ではありませんが、クリスタルチルドレンのような魂の若者は、ポテンシャルやギフトがあるにも関わらず、それを活かしきれないで生きていたり、敏感さ（センシティビティ）によって、人のエネルギーに振り回されたり、人の感情を自分の感情のように感じていることを知らずに、うつ状態になっていたり、怒りっぽくなっていたりと、精神面、感情面、思考面で影響を受けていることにさえ気づかない人たちもいるのです。
予測通り、Aさんと主人は６時ごろに戻ってきて、その少し前に日本との遠隔が終わっていたので、私はディナーを作っていました。
そして、AさんにTくんが歩けなくなった結果を伝えると、実はタイにもブードゥー教のように、プロの人にお金を払って、呪いをかけるのがあるというのです。
ただ、私はTくんはそこまでされたわけではなく、私が見た若者は、嫉妬や妬みなどの念、思いを強く抱いていると伝えました。そして、念の送り主は同業者だということを伝えました。
すると、Aさんは実は歩けなくなったのは２週間くらい前で、今は大分よくなってきているといいます。そして、オーディションなどにも今いっているといいます。そして、Aさんは、Tくんが今まで何の苦労もせずに、イケメンなので町でスカウトされて、役者としてのレッスンをとり、すぐに仕事が来るようになったので、調子に乗っていることは気になっていたというのです。
しかも、Tくんは、小さいころから、テレビのCMを見ただけで、悲しい場面でもないのに涙を流すほど、感性が鋭く、すべての人を信じたりする気質があり、親としていうのも何ですが、本当に魂が綺麗で、やさしい子だったといいます。
ただ、１８歳の今、親のいうことに耳を傾けることはあまりなく、親と話していてもスマホを見ていたり、親より彼女や友達の方が大切といった感じなので、父親としても、今のTくんは心配だと思っていたそうです。
今回の出来事は大変だったけども、戒めであり、また、そこから学ぶことができるということに関しては、必要な経験だとAさんはいっていました。
私もTくんと電話で少し話し、彼が何をすべきか、何ができるかを簡単に伝えました。電話を切った後も、主人が私は今料理しなくていいからAさんと話してというので、AさんにTくんのように敏感な子が注意した方がいいこと、本来のTくんの良さをまた引き出すためにできることを伝えました。
Tくんがサイキックアタックを受けたということは、Tくんの波動も送り主と同じように低くなっていたはずです。本人の波動がまったく違えば、サイキックアタックを引き寄せないというか、お見合いは成立しないものです。
どんなに美しい魂であっても、その人の意識には高い部分から低い部分まで存在しています。低い部分はエゴの意識で、高い意識はハイヤーセルフ、高次の自己の意識ともいいかえられます。
Tくんの今の環境は、芸能界で駆け出しが順調だったので、彼の中でそのまま売れるために、次の仕事を見つけたいという想いもあったようです。また、周りのスタッフのために、仕事を得るプレッシャーを感じたり、次の仕事など、先の事ばかり考えていたり、人を信用しやすい彼は、芸能界で腹黒い人たちとの関わりで傷ついたりなど、Tくんの波動を下げたり、不安にさせるストレスの要因がたくさんあったのです。そして、そこから抜け出す方法を知らなかったのです。
また、競争の激しい芸能界で、オーディションに行けば、若者の中には競争相手に対して、心の中で、「落ちろ」とか「あいつさえいなければ自分が、、、」などと低い意識で動いている人もの人も沢山いるでしょう。
実際は、何でも人のせいにしている人、被害者意識が強い人は、常に上手くいかないことを人のせいにするので、その相手に対するネガティブな感情は、相手に届くだけでなく、自分にも大きくなって戻ってくるのです。だから負のスパイラルから抜けられないのです。
意識、エネルギーのメカニズムが分かっていたり、魂レベルで、そういう想いは本来の自分から生まれるものではなく、恐れのエゴからの想いだと思っている人は、相手のせいにはしないでしょう。
また相手のせいにしている時、自分は被害者になっていて、相手にパワーがあることを認めていることになります。その状態は、自分が源と繋がっているパワフルな存在であることを忘れている状態なのです。
それが波動を下げたり、エネルギーを失う原因にもなっているのです。
ネガティブな感情を抱いてしまう人には、嫌悪感ではなく、愛の念を送る習慣をつけましょう。
余談： Aさんはエネルギー的なことについての知識があまりないので、彼が視覚化しやすいように、どういうメカニズムで今のTくんの状態が起きているのかを説明すると、一生懸命メモって、「そういう風にTに説明してみる」といってくれました。
最後に、Aさんは「Yoko, タイに来て、彼に直接説明してくれない？笑」ともいわれました。
でも私は、あまりにも順調に来た息子を心配している父親からのアドバイスを、今なら、ウェイクアップコールを経験したTくんが素直に聞けると思うのです。
人生経験のある、またずっとがんばって働いてきた父親の話に耳を傾けるようになって、順調に行かないときにも、サポートしてくれる家族の存在があることで、安心して生きていって欲しいです。きっとAさんも普段から言いたいことは沢山あるのに、ちょうどいいチャンスがなかったり、今は何をいってもTくんには届かないと、フラストレーションを抱えていたのだと思います。
Aさんが一生懸命働いてきたので、Tくんも3歳年上のお兄ちゃんも良いプライベートスクールで勉強でき、７歳から１５歳まで毎週日曜日は英語の学校に行かせてもらっていたので、今二人は英語も話せます。そしてそれは、Tくんにとっては、役者としても役立ちますし、写真家のお兄ちゃんは、勤め先の写真家たちは英語が話せないので、世界中を飛び回って活動する際に、お兄ちゃんも重宝されているそうです。
ミレニアル世代でもあり、クリスタルチルドレンでもあるTくん、ギフトを発揮していくには、エゴの自分ではなく、本質で生きることをお勧めします。エゴ対エゴの戦いは戦争のように終わることなく続きます。エゴ対愛（本質）を保つことで、人を傷つけたり、蹴落とさなくても、今の自分にベストな仕事が与えられるはずです。
アボットキニーで撮った写真です。
