どれだけ… | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


わたしたちは、
自分が育った家庭、環境のことしかわからない。



わたしたちは、
自分を育ててくれたお母さん、女性
自分をお世話してくれたお母さん、女性
しか、正直わからない。



あるときまで
"それが普通"
と認識して生きていく。



子ども時代はなおさらそう。





就職、

婚約、結婚、

妊娠、出産、

子育て…



女性は、
男性とはまた異なる人生の節目
というものがあったりする。



あれ?と気付いてしまったが
苦しみの始まり

という人もいるし、
わたしもそう思っていたときがあった。



気づきたくなかった、
このままこれが普通だと、
気づかず生きていた方が楽だったのでは
って。





わたしたちは
自分のことしかわからかったりするよね。



"わたしの経験が普通"
って、どこか知らず知らずのうちに思っちゃうことあるよね。






人生は自分がつくっている
という概念を自分の人生の考え方の中に選択しているとはいえ、


話を聞くと
わたしは
「あなたどれだけがんばってきたの…」
と、

時折涙しながら話してくださるイヤホンの向こうのあなたと一緒に
涙してしまうこともあります。



「これも普通かもしれませんが」
と話すあなたの声に、

「ううん、そんなことない
どれだけがんばってきたの…」
と本音を言いたくなることがあります。



比べる基準というのは人それぞれで、
同じ物差しの人はいない。



だから、
ムダに人と比べることが不要で邪魔なこともある。



しかし、比較がなければ、
自分の強みや魅力には気づけない。



比較は、
必要な場合もあれば不要な場合もある。



今日はあえて
思いっきり比較させてもらうと、

わたしの物差しに
勝手にかけさせてもらうけど、


あなたのしてきた体験は、
わたしがこの6年弱
この仕事を通して聞いてきた話の中でも
かなりかなりかなり辛かったものだと思ったよ。



あなたがどれほどがんばってきたか、
わたしはあなたになれないから
想像しかできないけれど、

よくがんばってきましたね…

ということを、
薄っぺらな言葉かもしれないけれど、
わたしは思います。


誰にも話さなかった
ということを話してくださったこと、
ありがとうございました。



少しでもお役に力に、
あの時間がなっていたらうれしいです。