義務を果たさない親 | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」



義務を果たさない親とは


親のもっとも基本的な責任は何かと問われれば、この5つである。


1.親は子供の肉体的なニーズ(衣食住をはじめ、体の健康に必要としていること)に応えなくてはならない。


2.親は子供を、肉体的な危険や害から守らなくてはならない。


3.親は子供の精神的なニーズ(愛情や安心感、常に注目していてやることなど、心の面で必要としていること)に応えなくてはならない。


4.親は子供を、心の面でも危険や害から守らなくてはならない。


5.親は子供に道徳観念と倫理観を教えなくてはならない。



食事を与えられ、服を与えられ、住む場所を与えられ、危険から守られるという、誰も奪ってはならない基本的人権が子供にもあるが、たんに体の生存に必要なものさえ与えられればそれでいいということではない。


心の面でも健康に育てられることは基本的な権利であり、そうでなければ、生まれてきたことに価値を見出せる人間に成長できない。


また、子供は、していいことといけないことの違いを親から適切に教えられ、失敗を許され、しつけられることが必要である。

(ここて大切なのは、”しつける” ことと肉体的あるいは精神的に ”傷つけることは、全く違うということである)


さらに、子供には、子供らしく生きる権利があり、小さいうちは無邪気に遊びまわり、のびのびとして自然なのがよく、何事にも子供には責任はない。


しっかりとした愛情のある親なら、子どもが育つにつれ少しずつ責任を与え、家事を手伝うことも教え、心の成長をはぐくみ、子どもからほのぼのした楽しい子ども時代を奪ってしまうようなことはない。

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これらの親は、自分自身が情緒不安定だったり、心の健康が損なわれているため、子どもが必要としていることに、応えられないばかりか、その多くは自分が必要としていることを子供に満たしてもらおうとしているありさまなのだ。





義務を果たさない親を持った子供は…

家族メンバー間の役割の境界線がぼやけ、ゆがめられ、あるいは逆転してしまっているため、子供は自分で自分の親の役を演じなくてはならず、時には親の親にまでならざるを得ない。


そうなると、子供には模範として見習うことができる人間も、何かを教えてくれる人間も、助けも求める相手も、だれもいない。


情緒が発達する決定的に大切な時期に親がモデルになりえないと、その子供のアイデンティティーは常に安心することのできない混乱の海をさまよってしまう。


また、親が身体や心に問題を抱えており、自分のことばかり心配している状態にあると、子供は「お前の気持ちなんか重要ではないんだ」という強いメッセージを受け取り、愛情や注目を得ることができないため、透明人間になったように感じることも。


そのため、自分は意味がある存在だという感覚を持つのが非常に困難となり、自分はどういう人間なのか、愛情に満ちた人間関係とはどういうものかということが理解できないことも。



スーザン・フォワード著「毒になる親」より引用 






義務を果たさない親を持つ方も、自分の人生を取り戻され、お母様との関係を大きく変えています。

《親子関係・生きづらさについて語るおはなし会》

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50代女性 のだよしこさんの体験談

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母娘関係研究所

代表 加藤なほ