1. ”毒親育ち” と気づいたら… | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


”毒親” という言葉は、
スーザン・フォワード著
「毒になる親  一生苦しむ子供」
からつくられた言葉と言われています。





クライアントの中で、

「この本を読んで、(悩んでいるのは)わたしだけじゃなかったんだって安心した」
とおっしゃる方はとても多いのですが、

その一方で、
「ここからどうしていったらいいのかがわかない」
と、自分をどう変えていったらいいのかわからなくなり戸惑ってしまう方や、

「親のせいでこうなったんだと思うと許せない」
と、親への感情があふれ出してしまい、しんどくなる方もおられます。


もちろんこの本には、今後どうしていったらいいかということや、怒りの感情などの扱い方も書かれています。

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今まで当たり前だと思っていたこと、
そういうものだと思い込んでいたものが、
他とはなんだか違う、おかしい、害を及ぼすものと気づいたとき、

驚き、戸惑い、どうしたらいいかわからなくなる  というのは普通の反応。



それが、生まれる十月十日前からともにし多くの時間を共有してきた ”親” となれば、いろんな感情がわき、辛く感じるのは当然のこと。


感情が乱れてしまったり、
情緒不安定になってしまったり、
感情を抑えられなくなってしまうことが起こるということは、もちろんあります。


こんな自分じゃいけない」
「わたし、おかしいんじゃないか…」
と思って、どうにかしようと苦しくしたり…

わたし自身、勇気をふりしぼって心療内科に行ったこともあります。



一見苦しいのですが、これらの症状は長い目で見たら、
”臭いものに蓋” ではないですが、見ないように抑えてきた感情が出てきているという、回復に向かいはじめた証拠。


そして、感情というものは、無理に抑えるとますます大きくなるものなので、無理に抑える必要はなく、”そのまま感じる” ということをしてほしいのです。





あまりにも感情が吹き出てくると、冷静に感じることも難しく、ご自身で抱えているのがしんどくなってくる場合もあります。



これはかつてのわたしの話ですが、
怒りが度を超えて、殺意へと変わってしまい、1年間毎日母を罵倒し続け、仕事中も思い出しては怒りに苛まれ、うっかり台所なんていったら包丁を持ち出しかねない… という危険と隣り合わせだったことがあります。


怒りが出てきたというのは、感情の蓋が開き、抑圧が溶けてきた証ですが、事件を起こしてしまっては、自分が本来送りたいと思っている人生から外れてしまい、本末転倒です。


そんなときは、身近な信頼できる人や医師、カウンセラーの方に、必ず助けを求めてください。






元恋人からのDV、母への殺意、絶縁、結婚…

自分をどのように回復させたのかを綴っています。


 
 
ワタシの母は、毒親でした。
〜アダルトチルドレンの娘と過保護で過干渉な母の6年間戦争〜
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HahaCo Labo

母娘関係研究所

代表 加藤なほ