昨夜、かわいらしい20代の女の子に会いました。
会って1分も経たぬうちに、彼女の目からは涙がぽろぽろこぼれ落ちました。
それを見たわたしも、彼女の思いが痛いほど伝わり、涙がこみ上げてきました。
人というのは、言葉を交わさなくても相手の感情が伝わってくることがあるもの。
彼女がどんな思いでここにきたのか、どれだけ勇気を振りしぼってきたのか、瞬時に伝わってきた瞬間でした。
わたしたちは今、物質的にも恵まれ、便利で豊かな時代を生きています。
それは、
敗戦から日本を支え、焼け野原から日本を築いてくださった方々のおかげ…
ものがあふれる便利な時代だけれど、心の豊かさはどうなのだろう。
じいちゃんばあちゃんと暮らす子どもはへっているだろうし、叱ってくれる ”近所の人(他人)” も減っただろう。
年々虫かごとタモを抱えている子を見かけなくなり、子どもは歩きながらゲームをしている。
(わたしは虫かごとタモを持って、ザリガニ釣りやらセミ捕りやらしていた田舎の子どもだった)
胸の内を、
心の内を、
安心して話せる場は、
かつてより減っているのではないだろうか。
心身休める場である家庭でさえ、本音が伝え合えなかったりする。
長い時間を過ごす職場でも、伝えたいことを伝え合えなかったりする。
やさしさや愛、愛ゆえの厳しさ、励まし、勇気づけなどを遠慮なく出せる環境がもっと整ったらいいなと心から思います。
そうしたら、
心震わせることも感動する出来事ももっともっと増えて、幸せを感じる時間が増えていく。
そうすれば、
ともに社会のために働く仲間にも心身休める家庭でも、心穏やかにゆとりを持てる。
ゆとりがあれば、お互いを分かち合い、理解し合うことができ、社会はもっと幸せになる。
えらそうにわたしが言えることではないのですが…
恥ずかしながら、わたし自身私利私欲に走り、目の前の人のことを全く考えず、そのどんどん苦しくなっていったことがあります。
そんなどん底から救ってくれるのは、いつも ”出会い” でした。
今があるのは間違いなく《この出会いがあったから》で、この出会いを機につながった大切な仲間やお世話になっている人たちとのご縁のおかげ。
人との出会いは、ときに自分を成長させるための厳しく辛いものもありますが、その面さえも大きな目で見たら愛あるあたたかいもの。
年々自分の小ささに気づきがっかりすることばかりですが、助けられ、人のあたたかさを知り、またがんばることができる。
その繰り返しだな と感じます。
母に対して殺意までもちましたが、あれほどまで憎かった人への思いが変わるなんて、本当に感動しました。
辛いことがあればあるほど、やはり反対側の感動も強くなるのです。
いろんな過去、いろんな親子関係をお持ちの方と出会わせていただきますが、どれも感動します。
よくがんばって生きてきたねって。
《おはなし会》を7ヶ月ぶりに開催して、心からそう思いました。
この仕事は、自分の悩み、苦労したことをバネに、誰かの役に立つことができる最高のもの。
この仕事以外にもそのような仕事があるかと思いますが、一人でも多くの人に安心安全に語らう場を提供することは、
一人一人の心を灯し、さらにはこの国をさらによくすることへと通じると、わたしは思っています。
だって、
女性が笑えば、男性が笑うし、
母が笑えば、娘も笑い、
娘が笑えば、母も笑うから。
こんな場を、わたしは、 ”親子関係・生きづらさ” という視点から、増やしていきたいと思っています。
あなたも、あなたのかつて悩んだことを活かして、同じように悩む方へ希望の光を灯しませんか?
そして、これを読んでくださるすべてのみなさま、生きていることの喜び、感動を、一緒に分かち合いませんか?
わたしが出逢ってしまったステキな人生の師との出会いの場で、あなたとの出会いを楽しみに待ってます
【名古屋】永松茂久氏 名古屋講演
「感動だけが人を動かす」
日時: 11月26日(日)14:00~16:00(13:30開場)
講演後、書籍販売、サイン会、懇親会あり
場所:東別院ホール
参加費:前売 3,500円
ご自身の悩みを生かして、安心安全な場をつくりたい方、カウンセラーとして活動し始めたい方へ
◼︎《事前案内エントリーフォーム》
おはなし会ファシリテーター養成講座
12月頃、東京・大阪にて開講検討中。
エントリーしたからといって参加確定ではございませんので、お気軽にご登録ください
HahaCo Labo
母娘関係研究所
加藤なほ