こんにちは^^
\愛され女子は、内観美人/
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(内観のプロはこんな人♪)
本日もブログをお読み下さり、
ありがとうございます。
今回の記事は長めの文章になるのと
ところどころで現実的なお話をしているため
内容としては厳しいものになっています。
こころの状態と相談してから
読み進めてくださいね^^
☆
☆
☆
愛着障害が根底ある、辛い症状。
・人の言動を悪くとりやすく
感情的に決めつけては
怒る、感情をぶつける、
嫌な態度をとってしまい
そんな自分が嫌になる。
・恋愛しても、「どうして●●してくれないの?」
と詰め寄ってしまったり
彼が期待通りのことをしてくれないと
「別れる」と口走ってしまう。
・自分に自信がなく、自分が嫌い。
いつもどこかで自分を否定し、苦しくなる。
日々、辛い状態にいるクライアントさんと一緒に
心と向き合っていますが
起きた出来事や人の言動を悪くとり
感情を振り回される状況を改善し
もっと自分を好きになりたいし
恋愛しても、いつも不機嫌で
あれしてくれない、これしてくれないと
相手にぶつけるよりは
やってくれたことに感謝できる自分。
大切な人とは
笑顔で過ごせる自分でありたいですよね。
「なりたい自分」に近づいていくには
愛着障害の問題を解決することが必要ですが
その中でも、
親子関係や過去の体験を振り返り
整理していくことが
必ず取り組まなければならないことの1つになります。
↑
でも解説させて頂きましたが
人の言動を悪くとる癖がこびれついていたり
恋愛すると、「どうして●●してくれないの!?
私を愛してるならXXしてよ!」
相手に多くを求め、重くなってしまうのも
自分のコンプレックスや
ダメだと思っている部分を
自分を受け入れる&認めていないため
他者に自分を認めてもらったり
愛してもらうことで
孤独、寂しさ、自分には何もないような感覚など
ネガティブ感情に対処していることが
問題を引き起こしているからです。
では、なぜこのような状況になってしまうかというと
例えば
「そのままの自分では愛されない」
「素の自分を出したら、受け入れてもらえない」
「私は変わっているから好かれない。」
こういった否定的な思いこみ、
嫌なセルフイメージが
心の根底にへばりついており
これらに振り回されているから。
しかしながら、これらはすべて、
これまでブログで書いてきたように
親子関係をはじめ、過去の体験を通して
外側からぶっこまれたものであり、
元々はあなた自身のものではありません。
このため、自分がもつ様々な思いこみや
自己否定の感情などに気づていき
「これらは思いこみであり、真実ではない。
私には愛され、尊重される価値がある」と
心と頭で納得できるようにしていく。
そして、人との関係を壊しかねない、
悪い言動は止める努力をしていくために
親子関係や過去の体験を
ひとつひとつ整理していくことが大切なんです。
心の傷を癒すってなんだ。誤解されていること。
この親子関係や過去の体験を整理することを
「心の傷を癒す」「トラウマを克服する」
「感情を解放(浄化)する」
心理業界ではこんなふうに表現されることが多いです。
おそらくあなたも、
一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「心の傷を癒す、トラウマを克服する」
例えば
小さい頃、兄ばかり可愛がられ、
母は自分には冷たく、態度の差があった。
家庭の中でこんなことが起こったとして
その時に感じた
寂しさ、悔しさ、親への怒り
「私は大事な存在じゃないんだ」
今でも心に深く刻まれ、
自分の中に残り続けている苦い想いや苦しみが
心の傷やトラウマになります。
これらの感情を吐き出したり
親や誰かのことを悪く言い続けていれば
いずれ楽になれる。
自己肯定感が高まり
自分のことも好きになり
恋人やパートナーともうまくいくようになる。
こう考えていることはないでしょうか。
現実を突きつけてしまいますが
心の傷を癒すために
親や誰かを悪く言い続けたり
怒りの感情を吐き続けていてもラクにはなれず
反対に自分の依存や甘えを助長し
他者にいつまでも親を求めることを止められなくなること。
正しく取り組まなければ
状態は悪化することを知って頂き
幻想は捨てて頂きたいです。
なぜなら、心の傷を癒す、
トラウマを克服することの本質は
自分の中にある、様々な思いこみ
「そのままの自分では愛されない」
「素の自分を出したら、受け入れてもらえない」
こういった否定的な捉え方を覆し
健全な行動をとれるようになってはじめて手放せるものであり
自分がどれだけ辛かったか、苦しかったか
ひどい目にあったか
母親がいかにおかしかったか。
どれだけ振り回され、嫌な想いをしてきたか。
こういったことを言い続けることではないからです。
さらに、カウンセリングの本質も
依存や甘えを助長する場ではなく
クライアントの自主性と自律性を育てるところにおります。
私だけではなく多くのカウンセリングでは
心の傷を癒す、トラウマを克服する取り組みとして
・過去の体験や親子関係、成育歴の話
・親にされたことと自分が感じたこと
・その時どんな想いでいて、どんなことを考えていて
それが現在の自分と、どう関連しているか。
・親以外でも学校や友人関係で起きた出来事など
今でも心のしこりになっていることを取り上げ
自分が感じたこと。
その時どんな想いでいて、どんなことを考えていて
それが現在の自分と、どう関連しているか。
こんなふうに、自分の言葉で語ることで、
過去と現実がどのように繋がっているか理解し
整理する取り組みをしています。
少なからず、心に残り続けている
ショッキングな出来事というのは誰にでもありますよね。
ましてや親や家族といったら
誰にも話してこなかったエピソードも多い。
私たちが生きづらく、
恋愛やパートナーシップがうまくいかないのは
過去に起きたエピソードで深く傷つき、
その時の傷つきをフォローしておらず
現実世界でいちいち刺激されてしまい
そのエピソードが終わっていないから。
こういった理由から
しっかり自分の言葉で親子関係を含め
過去を語る、自分を語ることは
カウンセリングやセラピーにおいてとても重要です。
しかしながら、多くのお話を聴いてくる中
すでにそれをやっているにも関わらず
辛い状況が改善されない。
恋愛やパートナーシップになると
相手に怒りをぶつけたり
自分の思い通りに動かしたい衝動が止められない。
こういった問題の根本部分が解決されていないケースが多く
なぜこうなってしまうのか考え続けてきました。
言葉は厳しいかも知れませんが
・過去に●●された、こんなに傷ついた。
こんなふうに自分を被害者、
悲劇のヒロインのポジションに置き続けている
・「わたしは人に優しくありたいから、
問題行動は止める努力をする。」
「わたしはこれからこんな風に生きてく」
がない。だからいつまでも問題行動は治らない。
無意識的にも意識的にも
人に甘えられる
人に優しくしてもらえる
人に褒めてもらえる
人に理解してもらえる
心理的に楽な状況にいることを選んでいるため
恋人やパートナー、他の人間関係で
同じ失敗を繰り返すという
負のループが続いてしまうとわかってきました。
愛着障害から回復し
自分自身を楽にしていくために
一度はすべてを親や社会のせいにし
自分自身を自己責任から解放することは大切です。
物事の捉え方や人とのコミュニケーションの仕方
自分の存在意義、存在価値など心の基礎は
親や家庭といったロールモデルから学ぶため
そのロールモデルが毒されたものであったら
健全なものが身につかないのは当然で
色々な問題の発露は親、家庭環境であるのは事実です。
だから、本人の気が済むまで
親のせい、育った家庭のせい
わたしは悪くない。
わたし以外の人間が変わるべき。
こんなに私は辛かった。苦しかった。
こんなに傷つけられてきた。
こう訴え続けてもいいと思います。
でも、いつまでそれをやり続けるのか。
これを言い続けて、あなたの中の
「そのままの自分では愛されない」
「人に愛されるには人の役に立たないといけない」
こういった毒された思いこみは手放せましたか?
修正できましたか?
人との関係を壊しかねない言動は治ってますか?
今でもその思い込みに苦しんでいるのではないでしょうか。
自分を本当に楽にしていきたいなら
親子関係や過去の体験をひとつひとつ整理し
過去に自分がした物事の捉え方は妥当だったのか。
大人になってから、どう捉えることができるのか。
様々な視点から自分について考えることが大切で
現実を見なければならない。
でも、実際のカウンセリングでは、
本当は口で言うほど変わる気はないし
自分の悪い言動を問題とは思っていない。
現実を見たくない。
ずっと甘えていたい傾向が強い方は
親にこうされた、ああされた。
過去の誰かの言動でこんなに傷ついた。
辛かった、苦しかった。
こういった話はあっても
「この行動を変えたいです」
「これから自分はこうしたいです」
建設的な話は出ません。
ずっと、同じ場所にい続けようとします。
それが、自分の成長を止めているし
受身の姿勢でいることに気づかずに。
自分の気が済むまで
被害者、悲劇のヒロインのポジションに居続け
本当に向き合わないといけないことに向き合わず
周囲をコントロールし、
自分もまたコントロールされることを
受け入れるだけの人生でいいのか。
被害者、悲劇のヒロインのポジションに居続け
いつまでも生きづらい、幸せになれない人生を
自ら選ぶことは
それこそが親の思惑だったり
あなたの幸せを喜べない人の思惑で
結局は苦しみの発端となった大元の人物に
コントロールされていることにならないのか。
こういった現実的なことを考えないまま
「自分の気が済むまで」
親がこうだった
家庭環境がこうだった
自分はひどく傷つけられた
苦しかった、辛かった
をやり続けるのは危険なことです。
私は、意地悪でこういったことを
書いているわけではありません。
親がこうだった
家庭環境がこうだった
自分はひどく傷つけられた
苦しかった、辛かった
と言うなというわけではなく
どこかで終わらせようとしないところ
本人が「いつまでこれやる?」と
意識していないところに
危機感を抱いているだけです。
私にも、こんなに傷ついた、
辛かった、苦しかった、どうしてくれる!
と怒り狂った時期はありますから
「言うな!」なんて言えない。
でも同時に、それを盾にして
「変わらなくていい」理由
「人をコントロールしていい」理由にはならないとも思ってます。
誰よりも理不尽な想い、悔しい想い、
人知れず傷つき、寂しさを抱えてきたあなただからこそ
自分の力で困難をのりこえ
支配やコントロールといった世界から
抜け出してほしいし
自分ではない自分に振り回されず
穏やかに毎日を過ごして欲しい想いで書いています。
愛のある優しい世界は本当に楽だからです。
不健全なものを持ち出す人がいないし
責任を押し付けてくる人も
一方的に否定してくる人も
コントロールしようとしてくる人もいません。
でもその世界に行くには
愛されたいなら
愛される人物にならないと
愛されないように
あなたが自律の方向に向かって歩かないと
そんな世界には出会えないんです。
親がこうだった
家庭環境がこうだった
自分はひどく傷つけられた
苦しかった、辛かった
被害者や悲劇のヒロインのポジションにいれば
自分のダメな部分や
できない部分を指摘されませんね。
辛かったね。
頑張ったね。
あなたは偉いよ。
あなたは悪くないよ。
労わってもらえ、優しくされ
認めてもらえ
自分が被害者でいられる、楽な世界です。
だから途中からカウンセリングが進まなくなり、停滞する。
でも、その代償にあなたは何を失っていますか。
その代償に、どんなツケがあると考えますか。
本当に、今のままでいいんですか。
<愛着障害のカウンセリングについて>
自分と向き合うってどんなこと?「私が悪いんだ」で終わらせるな!