この記事では

 

日本のカウンセリングで主流になっている

「傾聴スタイル」のカウンセリングと

愛着障害克服における効果について

書いてみたいと思います。

 

・傾聴カウンセリングだけでは

愛着障害の生きづらさ、

恋愛依存症は克服できない理由

 

・どういったカウンセリングが

愛着障害の克復にマッチしているか

 

 

専門家の視点から

少々堅苦しい内容&長文かも知れませんが

解説しています。

 

ご興味ある方だけ

読み進めてみてくださいね。

 

 

こんにちは♪^^

 

 

いつもブログを読んで下さり

ありがとうございます。

 

 

心理コンサルタントの横山ゆかです。

(内観のプロはこんな人

 

 

 

 

  話を聴いてもらうだけでは愛着障害は改善されない理由

 

 

 

日本のカウンセリングは

「傾聴スタイル」のカウンセリングが

主流となっています。

 

 

 

傾聴とは、相手に対し共感・理解を示す

コミュニケーション技法のことです。

 

 

 

相手の話を深く聴き

その人の想いや気持ちに寄り添い、共感し

相手への理解を示すことで

信頼関係を作ったり、円滑なコミュニケーションに繋げる

なくてはならない技術のひとつです。

 

(参考サイト:傾聴とは

 

 

 

どのカウンセリングも、

この傾聴がベースとなっており

受容と共感の姿勢で

来談者の話をお聴きします。

 

 

常にクライアントの鏡となり

感情や想いを伝え返したり

 

 

クライアントを深く理解し、受容することで

話しやすい雰囲気を作り、安心、安全の中で

自己理解を深めるこころの旅をする。

 

 

そんなイメージで

傾聴は、信頼関係を作る上でとても大切です。

 

 

 

しかしながら、愛着障害の生きづらさ、

過去のトラウマが癒えていないことによる

感情の不安定さ

 

 

恋愛や人間関係がうまくいかない問題は

傾聴だけでは改善できず

 

 

傾聴+ほかのアプローチが必要

 

ということを理解して頂きたいです。

 

 

 

その理由は、愛着障害克服カウンセリングの

本当のゴールは大きく分けて2つあり

 

 

1つ目は

 

 

「そのままのわたしには愛される価値がない」

 

 

「人に愛されるには人の役に立つなど

何か付加価値をつけないといけない」

 

 

こういった、否定的な思いこみや

自分だけの信念を見直し

健全な捉え方=認知に修正していくこと

 

 

 

2つ目は

 

人の言動を悪くとったり

自分を責めてしまったなど

問題がおきた時に感情的に動かず

一歩引いて自分を俯瞰し

自分をコントロールする強さを身につけること

 

 

 

 

だからです。

 

 

 

受容され、共感され、

自分をわかってもらうこと

=支援者から親のような無償の愛をもらい続けることが

ゴールではありません。

 

 

 

ここを目的にカウンセリングを受ける方は

とても多いですが

 

 

 

必ずどこかで治療者との関係が壊れたり

辛い状況は改善されず

ダラダラとカウンセリングを受け続けるなど

嫌な結末になりやすいため

 

 

 

常に注意しながら

カウンセリングを受けることが

受ける側の責任であるとすら、考えています。

 

 

 

ここがあやふやだと

カウンセリングの外で起こっていることと

カウンセリングの中で起こっていることが同じになり

進歩がないからです。

 

 

 

 

親をはじめ

成育歴の中で悪影響を受けた人物からの

洗脳を解くことが

カウンセリングの本質的な目的であるため

傾聴だけでは限界がくること。

 

 

 

受容と共感だけのカウンセリングは

否定的な思いこみや、甘え、依存心を

さら強めてしまう危険性があり

症状や現在の問題が悪化することを

理解して頂きたいです。

 

 

 

「どんな自分にも愛される価値がある。」

安心感がもてるようになる。

 

 

人の言動に振り回されない強さを身につけるには

 

 

・なぜこんなにも

人の態度を悪くとってしまうのか

 

 

・苦しい状況から脱却するために

どうやって自分と向き合えばいいのか

 

 

 

生きづらさを感じてしまう

こころの仕組みや

愛着障害からの回復に必要な心理知識を得て

 

 

それをもとに

自分の人生で何が起こっていたのか。

自分に置き換えて考えたり

 

 

愛着障害専門の内観方法を学んで

練習することが必要で

 

 

 

傾聴のみの関わりだとこれがありません。

 

 

・話してスッキリする

 

・心の中にたまったストレス、

嫌な感情を吐き出すことで

一時的に楽になる

 

 

こんな効果がありますが

認知=思考を変えるところまではいかず

 

 

一時楽になるけれど

時間が経つと、また同じことで悩んでいる。。。

 

 

 

の、堂々巡りになってしまうことが多く

根本的な問題解決には

至らないケースがほとんどなんです。

 

 

 

実際にわたしのクライアントさんも

以前にカウンセリングやセラピーを受けてもダメだった。

 

 

という方が多いです。

 

 

 

愛着障害を抱え、いつも自分を責めたり

否定し、苦しくなってしまう人は

自分の性格のせいにしていることが多く

幼少期に親や周りの人に言われたひどい言葉や

ひどい扱いの影響を受けてい

 

 

 

ということが感覚的にわかりません。

 

 

 

もちろんこれだけが苦しみの原因ではありませんが

原体験は幼少期の親との関わりや家庭環境にあるんです。

 

 

 

ですから、まずは自分に対する洗脳を

少しでも緩めることが重要なんですが

 

 

 

生きづらくなってしまう仕組み

心理学的な情報がないと

そもそも、自分が洗脳の中にいることや

親や家庭環境、過去の体験が

現在の自分とどう関連しているかわからないし

 

 

 

愛着障害専門の内観法も

親からも学んでないことが多いため

自分を俯瞰してみることもでできない。

 

 

 

自分の中にないものは

学び直す必要があり

傾聴、プラスアルファとして

生きづらくなってしまう仕組み、心理学的なこと、

愛着障害専門の内観方法を同時に学ぶことが

 

 

できるだけすみやかに

愛着障害の問題を改善する

1番の近道だとわたしは思っています。

 

 

 

 

 

  愛着障害を克服できる人がもっている2つの成功要因とは?

 

 

 

傾聴メインのカウンセリングではよく

クライアントさんがお話した内容を

伝え返す技法があります。

 

 

 

例えば

 

 

クライアントさん:

彼に冷たくされた。

わたしはどうせ、愛されない存在なんです。

 

 

カウンセラー:

彼に冷たくされて、

愛されない存在だと考えてしまったのですね。

 

 

このようなやりとりです。

 

 

 

もし毎回、オウム返しで

自分の言ったことを伝え返されても

考え方の幅を広げることができず

否定的な認知は変わらず強化され、

余計に苦しくなります。

 

 

否定的な認知を変えるには

 

 

「何が愛されていないと

感じさせるんでしょうね。」

 

 

とか

 

 

「いつからこんなふうに感じるのでしょうね。」

 

 

「彼にアレコレ求めていることは

実は無意識に親に求めていることでは?」

 

 

 

とか、考える幅を広げる質問を

投げかけてもらい

それについて考えることが必要ですが

質問されたとしても、

適切な心理学の知識がないと

 

 

「わたしが悪いからなんだと思います。」

 

 

など、おなじみのとらえ方しかできず

考えを深めることも難しいです。

 

 

 

「彼にアレコレ求めていることは

無意識に親に求めていることでは?」

 

 

↑これも、専門家から投げかけてもらったり

恋愛依存の心理を知識として学ばないと

まず自分で思いつくなんてできないですよね...

 

 

 

 

このため

 

 

 

自分の話を聴いてくれるのはもちろんのこと

 

 

・こころの発達や

生きづらさを感じてしまう仕組み

 

 

・そこから脱却するための

自分との向き合い方

 

 

・恋愛がうまくいかないのなら

愛着障害の方が陥りやすい恋愛心理

 

 

 

を知識として学んでいく

「心理教育」も同時に行うスタイルがいいと

わたしは考えています。

 

 

 

しかも、ネットや本など

不特定多数に向けられたものではなく

愛着障害の方にマッチした知識と

専門家からのフィードバックを交えながら

学んでいくことが1番よいと考えていて

 

 

そのためには、カウンセリングを受ける側も

 

 

①治療者からのフィードバックや

治療者の考え方を素直にきけること。

 

 

②現実と向き合える段階にあること。

 

 

 

最低限、こころの状態が

ここまで到達していることが重要です。

 

 

 

単にカウンセラーの意見やどう感じているかを

伝えたに過ぎないのに 

 

 

 

否定された。

ダメ出しされた。

 

 

と自分への攻撃と受け止め

怒りをぶつけてきたり

表情や態度で示す。

 

 

 

優しく接してくれることを過剰に求め

それ以外は「大事にされてない!」

と感じやすい方は、対話ができないため

カウンセリングを受けても

途中からうまくいかなくなります。

 

 

 

厳しい指摘ですが

 

 

 

カウンセリングの外で起こっていることと

カウンセリングの中で起こっていることが

同じになってしまうんです。

 

 

 

お金を払ってカウンセリングを受けることは

よりよい人生にするための投資だとわたしは考えています。

 

 

 

それなのに、

 

 

今までと同じことを繰り返してしまっては

 

 

自分を1番傷つけ、苦しめてしまうだけですよね...

 

 

なんのためにお金と時間を費やしてきたんだ!

 

 

と最後にならないためにも

 

 

目的をもって自分と向き合うことが

愛着障害を克服する上で

1番の成功要因なんです。

 

 

 

 

 

  愛着障害の克復│失敗しないたったひとつの方法

 

 

 

 

話は戻りますが

 

 

 

愛着障害だけでなく

アダルトチルドレン、トラウマの治療では

 

 

 

心理教育

=自己理解を深めるための心理学的知識や

生きづらさに繋がる仕組みなどを学ぶことは

必須と言われています。

 

 

 

それくらい、重要なものです。

 

 

 

わたしはこの部分を

カウンセリングで取りいれているため

クライアントさんは比較的早く

苦しい状況から脱却できたり

 

 

 

ネガティブ感情が沸き起こっても、

冷静に対処できるようになることで

自分らしく、穏やかになっていけます。

 

 

 

内観プログラムを受けたクライアントさんの変化

 

 

 

 

心理知識=情報を取り入れることについて

賛否両論あるのは知っています。

 

 

 

知識は弊害だという方もおられるし

考えるのではなく

感じるのが大事としている方もおられる。

 

 

 

わたしも、必要以上に情報や知識をかき集めて

何とかしようとするのは、よくないと思っているし、

あたまで考えるよりも、感情を動かすことが

愛着障害の方には大切だとも思っています。

 

 

 

その半面、こころの回復に必要な

情報を得ることは「悪」ではない。

大切なのは、自分の状態にマッチした情報であるのと

取り入れるタイミング、量だと考えています。

 

 

 

例えば、こころの傷が解消されていないのに

自己啓発系の情報に触れれば

ただの根性論にしか感じない。

 

 

それができれば困ってないしと感じてしまったら

自分の状態に合ったものではないですよね。

 

 

 

どうしてこんなことを書いているかというと

愛着障害の方は、

どうしても「感じてわかる」が難しく

 

 

 

最初から感情や感覚にフォーカスしすぎると

失敗するケースが多いからです。

 

 

 

愛着障害を専門にカウンセリングをしてわかったのは

どの方も共通して、幼少期の頃から感情を抑圧し

自分はどうしたいのか。

自分はどう感じているかがわかりません。

 

 

 

親やそれ以外の人に愛されるため

自分を抑える生き方をしてきたせいで

あたまで考える部分が、感じる部分よりも発達している。

また、自分の感情に触れるのが怖い方もとても多いです。

 

 

 

感情よりも思考優位の方が90%以上だと、

これまでの経験からも思います。

 

 

 

思考優位で、あたまで考える部分が発達しているのは

ひとつの個性です。

 

 

それならば、発達している部分を活かして

自分と向き合えばよくって

 

 

それが、自分を成長させるのに必要な

こころの知識を取り入れること。

 

 

心理教育を受けながら

得た知識を活用し、自分に置き換えながら

自分と向き合っていくことが、最初にできること。

また、愛着障害の方には合っているとも思います。

 

 

 

感じること、感じてわかるが難しいなら、

無理にそこに取り組まず

まずは自分の個性を活かせる向き合い方をする。

 

 

 

それで自分の感情に触れても大丈夫な状態を作っていき

次のタイミングで

今度は頭ではなく感情を感じられるよう練習していく。

 

 

 

愛着障害の方は、

こちらの道を選んだ方がうまくいくのでは?

とわたしは考えています。

 

 

 

長くなってしまいましたが

愛着障害(それに付随する恋愛依存も含む)の克服は

話を聴いてもらうだけでは不十分

自分に必要な心理教育を受けることが大事

 

 

カウンセラーから

親のような無償の愛をもらい続けること

 

 

優しくしてもらうこと

特別扱いしてもらうことを目的にすると

必ず嫌な結末になること。

 

 

愛着障害のカウンセリング本来のゴールは

否定的な思い込みや

自分だけの信念を修正していくこと。

 

 

 を理解してもらえたら嬉しいし

 

自分に合っているカウンセリング

 

カウンセリングに求めていることなど

 

考えるきっかけにしてもらえたらと思います。

 

 

 

ちなみに、傾聴メインのカウンセリングは

 

愛着障害の症状が緩和され

落ち着いて毎日を過ごせること。

 

不安定になったり、焦ったり

気持ちがぶれても

ある程度、自分の力で立て直せる方には

 

 

・問題を整理する

 

・感情を吐き出して、こころの膿を出す

→次に活かすエネルギーを作る

 

 

こういった目的ならマッチしていると考えます。

 

 

ご自身のこころの状態や目的に合わせて

何が最善か考えてみて頂けたらと思います。

 

 

ここまでお読みくださり、

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

<感情に振り回される状況から脱却したいのなら>

愛着障害や恋愛依存は短期間で克服できない理由①心の準備

愛着障害や恋愛依存は短期間で克服できない理由②心の葛藤

愛着障害や恋愛依存は短期間で克服できない理由③情報収集

 

 

 

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