彼が魅了されていた事物が、またひとつ数を減らしたわけだ。 | 『TMダイエット〜T理論と気功で頑張らずに痩せる!?』

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はい、いま緊急でブログを書いているんですが、もしかしたらギャツビーはデイジーを手にして燃え尽きてしまったのかもしれません。

 

 

ギャツビーはダーティな仕事もして成り上がり巨万の富を得た後、たまたま隣に引っ越してきたニック(もう一人の主人公であり物語の語り部)を通じて、緑の灯火として追い求めてきたデイジーとようやく念願の逢引を達成します。

 

その後ギャツビーはニックとデイジーを家に招き、家の中の彼が築き上げたものを見せて回り、そして次に家の外に目をやるのですが、そこでデイジーをもう一度手に入れたとギャツビーは無意識に確信し、そのゴールを失います。

 

(引用開始)

家の中をひとまわりしたあとで、外を見物することになっていた。プールやら、水上飛行機やら、夏の盛りに咲く花々やらを。しかし外を見ると再び雨が降り始めていたものだから、僕らはギャツビーの部屋の窓際に並んで立ち、波の立った海峡(サウンド)の海面を眺めた。

「霧さえ出ていなければ、湾の向かいにあなたのうちが見えるんだが」とギャツビーは言った。「お宅の桟橋の先端には、いつも夜通し緑色の明かりがついているね」

デイジーはふいに、彼の腕に自分の腕をからめた。しかしギャツビーは、自分が口にした言葉に深く囚われているようだった。その灯火が持っていた壮大な意味合いが、今ではあとかたもなく消滅してしまったことに、自分でもおそらく思い当たったのだろう。デイジーと彼を隔てていた大きな距離に比べれば、その灯火は彼女のすぐ間近に-彼女に触れるくらい間近にーあるものとして見えた。月に対する星ほどに近いものに思えたのだ。しかし今ではもう桟橋の先端についた、何の変哲もない緑色の灯火に戻っていた。彼が魅了されていた事物が、またひとつ数を減らしたわけだ。

(引用終了/グレート・ギャツビーp.p.172)

 

 

読む人によっては、プスプスと燃え尽きた焦げ臭い匂いが文章から漂ってくるかもしれません。緑色の灯火とはゴールやビジョンの象徴であり、またその緑はドル紙幣(=キャッシュ)の緑色とも言われています。両方とも僕たちが追い求めているものですね。

 

 

緑色の灯火も、最初はどんなに手が届かないと思っていたとしても、いずれは手に入ってしまいます。勘のいいクライアントの皆さんは、セッション中にかなりのゴールが達成されてしまっていることを指摘されることを思い出すでしょう。

 

その灯火が持っていた壮大な意味合いが、今ではあとかたもなく消滅してしまったことに、自分でもおそらく思い当たったのだろう。

 

本当にゴールは、あるいは自分の望みというのはそのまま現実化してしまうのです。それが現状の外にあるものでも、Cretive Avoidance(創造的回避)ゆえのものであっても叶うのです。例えば自分には現状を変えていくだけの力がないと心の底から思ってしまうと、本当にその通りになってしまいます。

 

ギャツビーは貧しい身からどのような手を使ってでも立身出世しデイジーをもう一度手に入れるというビジョンを描きました。そして超人的な努力と危険を顧みない狂気でそれを実現しました。

 

それはきっと我らがルー・タイスがいうように、その強烈なビジョンに誘導されるがゆえだったでしょう。

 

頂点にいるパフォーマーは、ビジョンと目標、そして結果のイメージに誘導されています。(アファメーションp.p.197)

 

 

だからこそギャツビーは「グレート」で、100年後に読む僕たちの心をも打つのでしょう。しかしそんなギャツビーもデイジーを手にしたことで燃え尽き、情動が暴走し、滅びの道を進むこととなります。

 

緑色の灯火に恋い焦がれ、それを追い求める中で発揮されたであろうギャツビーの知性も胆力もデイジーを手にした事で微塵もなくなり、物語の後半は暴走し始めます。それはちょうど僕たちが取り組んでいる気功で避けるように指導される、燃え尽き症候群と重なります。

 

バーンアウト(燃え尽き症候群)を防ぐために、ゴールの更新や、複数のゴールを設定することが奨励されるのですが、これがなかなか難しいのが実情です。はじめて燃え尽きた場合自分でそれに気づけるのは稀ですし(僕の場合はメンターに指摘されてはじめて気づきました)、指摘されなければおそらくそれに気づくことなく燃え尽きて死んでいくのでしょう。

 

『グレート・ギャツビー』という悲劇は、それを表しているように僕は思います。あるいはギャツビーは燃え尽きてでも欲しいと思えたデイジーを手にして死んだのだから、それでもよかったのかもしれません。

c.f.わたしにも恋い焦がれるものはある 彼がその身を焼き尽くしたいと願ったのと同じくらいに 2013年10月12日

 

ただ僕が読む限り実物のデイジーは俗物で、燃え尽きても欲しいと思える対象ではないように思います。著者のフィッツジェラルドは、極めて俗物的にデイジーを描いているように僕には見受けられます。

 

 

なぜゴールの更新が難しいのか、複数のゴールを設定するのが困難なのか、ずっと考えているのですが、最近は単に洗脳されてエフィカシー(自己評価)が不当に下げられているのではないかと思います。エフィカシーが下げるように仕掛けられているから、ゴールの更新と複数のゴールの設定が難しくなっているのかもしれません。

 

おそらく僕たちはもっと大きな理想を実現できる、複数のゴールを実現できると考えられなくされているのです。

 

特にこの戦争下のように不安と恐怖がべっとり張り付いた情報が流通する現代においては、それは顕著です。どんなに強靭な人も、いつの間にかマスメディアの情報に脳を汚染され、洗脳を受けてしまっています。

c.f.歴史は繰り返されるわけではないが、歴史は韻を踏む(マーク・トウェイン) 2020年05月15日

 

そこから脱する、僕が知る限り唯一の方法が、僕の先生がcreateした気功です。『共感覚による内部表現の書き換え』と定義され、そのテクニックをRゆらぎに集約されるものです。

 

気功を通じて数世代にわたって仕掛けられた洗脳から自らを解放し、ひとつのみならず複数のゴールを追いかけ、さらにそれを更新して内なる火に薪をくべ油(オイル)を注ぎましょう。

 

彼が魅了されていた事物が、またひとつ数を減らしたわけだ。

 

そのような事態になる前に、気功を通じて洗脳から解放されてエフィカシーを上げ、より大きな理想、新しい緑色の灯火を追いかけましょう!!

 

そのサポートと施術をセミナーとパーソナル・セッション、あるいはこれからの別の企画で行って参ります!!

 

ともにそれぞれのゴールを追い求め、そのプロセスにおそらく生じるであろう痛みや苦しみを分かち合い、大きな理想を見い出せる喜びを共有しましょう!!

 

お申し込みお待ちしております!!

 

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【書籍や動画紹介】

 

※僕がはじめて『グレート・ギャツビー』について知ったのは、村上春樹さんの『ノルウェイの森』で主人公であるワタナベがベストワンと称した記述を読んだからでした。僕はそこからもう10年近く『グレート・ギャツビー』を読み続けていることになります。つい昨日のことのように思えるのですが、10年も経ってしまいました(遠い目)。

 

ちなみに冒頭の「はい、いま緊急で〜」のオープナーはYoutuberのヒカルさんのパクリですw

 

※メンバーにてんちむちゃんが好きな方がいらっしゃるので、久しぶりのコラボ動画を貼り付けます!!

 

 

 

 

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