もっと逸脱してしまいましょう。いつの間にか社会的に「いい子」「いい人」「いい奴」に成り下がってしまっている自分を捨てて、イケないことをたくさんしてしまいましょう。
親の小言なんて無視しましょう。たまには上司や先輩に口ごたえしてみましょう。
あなたは何もする必要はないのです。するべきことは何もないのです(ルー・タイスっぽく)。
「いい子」「いい人」「いい奴」では決して見えないものがあります。僕たちにとって唯一正しいのはそれだけです。常軌から逸脱しない限り、自分が何を求めているかなんてわかりっこありません。
道ならぬ恋、愛してはならない相手を愛するくらいで僕たちにはちょうどいいのです。イケない人に恋しちゃいましょう。
♫幸せになれるワケはないのに 何故イケナイ人に恋しちゃうんだろう?(桑田佳祐)
最近は自分の先生が紹介されていたのもあって、寺山修司を読み返していますが、やはり彼の文章はいいと思います。読み進めていると自分がいつの間にか常識に染まってしまっていることに気づかされます。
c.f.子供の頃、親父にはよくぶたれたけど、それは僕が間違った方向にいかないように躾けるためだったんです 2021年12月15日
寺山修司は「覗き」なんかしてしまうような逸脱した人なんですが、実は俳句もパクリでできているとも言われています。
例えば有名な彼の俳句に、
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや
というものがありますが、以下の3つの句がパクリ元(もと)だとされています。
→夜の湖あゝ白い手に燐寸の火(西東三鬼)
→一本のマッチすれば湖はきり(赤澤赤黄男)
→めつむれば祖国は蒼き海の上(同)
なるほど確かにその影響が垣間見られます。しかしこう言ってはなんですが、パクリ元の俳句よりも、寺山がパクって生み出した俳句の方が、心に響くと個人的には思います。
*寺山のパクリの議論はこちらの著作で知りました!創作というものについて考えさせられて面白いです!!
パクリというのはオリジナル至上主義に毒された人々(当然僕も含まれます)にとってはタブー、禁じ手です。それゆえに多くの人は忌避しがちです。
しかしどうでしょう。ここでひとつあなたに許可を与えます。
パクっていいですよ。好きなだけ好きなものをパクってください。
あなたは何をパクりたいですか?
もしかしたらそれが、あなたのwant toやゴールを見つける上での大きなヒントになるかもしれません。なぜならパクりたくなるくらいあなたはそれを愛してしまっているからです。
盗みたくなるくらい好きになれるものを、まずはひとつ、そして長期的には複数見つけ、増やし続けましょう。繰り返し頭の中で再生したり、文章を丸暗記してしまったり、どこに何が書いて合ったか覚えてしまうくらいにのめり込みましょう。
そうしてコレクションが増えたら、今度はそれを組み合わせたりして遊びましょう。英語でカッコ良くいえば、サンプリング・リミックスということになります。
深く愛するものを組み合わせて、楽しく毎日を過ごしましょう。そうしていればそのうち人を喜ばせたり楽しませるものが出てくるはずです。なぜなら偉大な先達たちはそうやって同時代の人々だけではなく後世の人々の心さえ打つものを生み出してきたからです。寺山修司はそのひとりです。
それをパクりましょう。パクることをパクりましょう。
来たる新年は、そんな「パクリ」が上手になれるようなコツを気功で心身を回復させながら少しずつお伝えできたらなと思います。パクるにも身体が資本なので、そこはきっちりやっていきましょう。
長期的な展望としては、場というかコミュニティをそんなパクリの同好会みたいにしていきたいと考えています。お互いに好きでパクっているものを持ち合って紹介しながらお互いにいい影響を与え合えれば、また新しいものが生み出されるような気がします(たぶんw)。
あなたのパクりたいものはなんですか?
僕のパクりたい、あるいはすでにパクったものとあなたのそれをひびき合わせて、もっと楽しくなりませんか?
もしかしたらその先に、誰もまだ見たことない未来があるかもしれません。
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