*本日チュータリング講座!お待ちしております!!
ヒーリングを人生に導入するということは、結果として数奇な人生を送ることになります。言い換えれば、他とは違う、普通ではない、クレイジーな人生を送るということです。
それゆえに何も知らない他者から謗られたり、疎外感を感じたりすることもあるでしょう。とりわけ我々は時間に対する考え方が普通の人と真逆になりますから、その時間感覚の齟齬に苦しみを覚えることもあるでしょう。
僕たちは時間は未来から現在そして過去へと流れていると考えますが、多くの人はかつての僕たちと同じようにやはり過去から現在そして未来へと時間が流れていると考えています。だけど時間が未来から流れていると考えられないと「努力はいらない」と理解できませんし、逆に時間が過去から現在そして未来とへと流れているとストレスフルな努力をしてしまいます。
コミュニケーションを取る中でそのような思考形式の齟齬に違和感と疎外感を覚えることも今後ますます増えていきます。だからこそ事前にその苦しみと疎外感をシミュレーションしておきましょう。シミュレーションしておけば、少しは痛みも和らぎます。痛みを感じるとともに、「シミュレーションの通りだ」とほくそ笑んで痛みを抑えることができます。
そのシミュレーションに使えると思うのが、映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』です。ブラット・ピッド主演です。
原作は僕も偏愛する『グレート・ギャツビー』の作者であるスコット・フィツジェラルドです。ただ原作は短編小説で映画とは大分違う作品です。シミュレーションという観点からすれば、映画の方が使えるように思います。
さて映画の内容をサクッとまとめてしまえば、「80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生を与えられた男の一生」ということになるでしょう。この年を取るたびに若返っていく設定が、ヒーリングを導入することになってしまった人生と重なるところがあってシミュレーションを加速させていきます。
未来から時間が流れていると確信し、ゴールを設定して生きていくようになると、人はドンドン若返っていきます。より健康的になるし、頭もよくなるし、肌艶も良くなるし、体力も増していきます。それはやはりゴールやwant toがあることで人は輝けるからでしょう。自分の人生の意味がわかるようになると腹の底から何か力が湧いてくるのを感じます。
僕の知る限りゴール設定やヒーリングに取り組む人の多くは年齢不相応の若さというかエネルギッシュな魅力を持っていることが多いです。なんというか老け込んでいないのです。
しかしそうなると当然ながらそうでない人たちと齟齬を生じるようになります。まるで時間とともに若返っていくベンジャミン・バトンのような気分を味わうこともあるでしょう。
「俺だけが(私だけが)、若返っている・・・」そのような寂しさと孤独を味わうこともあるでしょう。ヒーリングを導入するとはそういうことです。
ヒーリングやコーチングと自己啓発の大きな違いは、大きくはそこにあると思います。ヒーリングやコーチングでは確かに夢は叶うし自分のwant toに従って生きることができるので真に充実した毎日を送ることができます。しかしその反面いまあるものを結果として失うことも多いです。家族、パートナー、友人、仲間、職、キャリアなど、これまで積み上げてきた多くのものを失うことがあります。なぜなら現状の外に出るときにそれらはつまずきとなることが多いからです。
反対に自己啓発は現状の最適化という「夢」を見せてくれますが、その多くは現状の最適化であるがゆえに叶いませんし、掻き立てられるものがないのでドンドン心身ともに朽ちていきます。仮に自己啓発界隈で成功している人がいるなら、それは幸運にもたまたま現状の外が見えてかつそこに行きたいと思った人だけでしょう。
話を戻して、ヒーリングを導入するとは、ベンジャミン・バトンのように数奇な人生を送るということでもあります。それを踏まえずにヒーリングを受けてうまくいってもいたずらに孤独を覚えてやめてしまうこともあるかもしれません。なので事前にシミュレーションして、それでも自分の人生を変えたいと思う人だけがヒーリングに取り組めばいいですし、そう思えないならヒーリングはやらない方がいいでしょう。
そして先回りしていっておきますが、今後は映画や僕たちの経験を使ったシミュレーションを超えた喜びや反対に苦しみも僕たちに訪れるということです。それも心のどこか片隅に置いておいて下さい。
でもまずは映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観て、フィクションでヒーリングを導入した先の人生をシミュレーションしておいて下さい。映画は人生のリハーサルと言われますが、それはすなわちシミュレーションであるということです。
そして本日はチュータリング講座『三島由紀夫と唯識』です!奇しくも本日11月25日(水)は三島由紀夫の自決した日となります。
僕の見立てでは、三島由紀夫も逆算してこの日を死に相応しい日と考えて市ヶ谷の自衛隊駐屯城に乗り込み、演説をし、腹を切ったのだと考えます。11月25日の49日後は1月14日。この日は三島由紀夫の誕生日です。
おそらく三島由紀夫は最後の四部作の主要テーマである輪廻天生の如く、また転生して七生報國せんと自決したのでしょう。七生報國とは、7度生まれても國に報いるという意味です。
狂っていますが、自分の誕生日にまた輪廻転成せんとそこから49日を逆算し、今日11月25日に自決を決めた彼の狂気と臨場感の高さは僕たちも見習うべきところがあると個人的には思います。
このような日に三島由紀夫の遺したテクストを使ってセミナーをできることは光栄であり何か運命めいたものを感じます。おそらく最初からこの日に三島由紀夫のテキストを使ってセミナーをすることが決まっていたのでしょう。
「みんな最後は同じ。たどる道が違うだけよ」(映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)
最後にはみんな死ぬので同じですが、それでもそこに至るまでの道のりは人それぞれです。僕たちは三島由紀夫のように後世の人からあの人は狂ってるなと言われるような人生を送りましょう!
直前までお申し込みお待ちしております!問題をサクッと解いてからご参加ください!!!
三島由紀夫もまた数奇な人生を送った、日本の誇る作家です。彼の文章を通じて、彼の壮麗な情報場にアクセスしましょう!!!
チュータリング講座「三島由紀夫と唯識」
【日時】 11月25日(水)19:00〜21:00(21:30まで質疑応答)
【場所】 新宿の会議室
【受講料】 20,000円(銀行振込)
【受講資格】 ブログ読者で問題を解いてくること
【持ち物】 筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから