星野富弘さんのこと | ヒーリングハート・グリーンフィールド

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昨日の朝刊に星野富弘さんの記事が載っていました。

 

 

詩画作家の星野富弘さんは元々体育教師だった。

スポーツ万能で元気いっぱい。

大学を出て赴任した群馬県の中学校で体操部を指導した。

1970年の今日、放課後の部活動で空中回転に失敗する。

頸椎を傷めて手足の自由を失う。24歳だった。

希望に満ちた教師生活は2ヶ月で終わってしまう。

一命を取りとめたものの寝たきりの入院生活が続く。

絶望の淵に立つなか、口にくわえた筆で字を記すように。

最初に書いた字は「ア」。

糸くずみたいに不格好だったが、根気よく練習を重ねた。

やがて詩と絵を組み合わせた詩画に取り組むようになる。

<私の首のように/茎が簡単に折れてしまった/しかし菜の花はそこから

芽を出し/花を咲かせた/私もこの花と/同じ水を飲んでいる/同じ光を受けている/

強い茎になろう>

菜の花、フキノトウ、タンポポ、アサガオ、、、、。

カラフルな四季の花の優しい絵に飾り気のない詩が添えられる。

やさしい筆致の作品群は生命を尊び、人生を肯定するメッセージであった。

旭川生まれの作家、三浦綾子さんとの対談で語っていた。

「山の花というのは、人が見ようが見まいが、全く関係なく

きれいに咲いています」

目立たないものの価値を理解し、大切にする人だった。4月下旬に

78歳で逝った。

教壇に立たなくなっても、多くのことを教え続けた。

 

 

星野さんのことを、こうして紹介してくださることに

 

うれしい気持ちです。