「チーズ作り体験」という企画があったので、
事前に予約をして現地滞在中に参加してみる
ことにした。
突然の大人数の参加が加わったため、
スエジュールが狂い、チーズ作りは結果的に
チーズ見学となってしまった。
その分幾ばくかは返金されたが・・・
そんな訳で詳しくは紹介できません。
あしからず。
今回は30頭あまりの牛を飼育しているチーズ農家へ
訪問した。
おじさんは、早起きをしてまず放牧している牛を
小屋の中に入れ、機械で乳を搾る。
そして、それらの乳は大きな鍋に入れられて約60度で
熱する。前日の牛乳を加温してそれらに加え、底に
沈殿した脂肪分を布で掬いとり、丸い枠の中に流し込む。
この時、おじさんが掬いあげた脂肪分を手に取って
みんなに手渡した。それを食べると口の中で「キュッキュッ」
という音がしたが味はしない。無臭である。
枠に流し込んだものはいくつかで重ねられ、木の重しで
しばらく放置する。
時間を置いて今度は木の重しをはずし、枠から脂肪分を
はずしひっくり返す。そして、また枠の中に入れ木の重しで
放置。これを何度か繰り返し、貯蔵小屋に移される。
鍋に残った牛乳は、豚のエサとなるようだ。
貯蔵小屋では、丁寧にチーズに塩をかけていた。
私たちが体験するはずだったチーズは、おじさんが作って
くれ、1ヶ月後には自宅に届くらしい。
ちなみに、放牧の牛の首に掛けられたカウベルは大きいもの
ほど良い乳がでる牛なのだそうだ。
鐘の音を聞き分けてみるのも面白いかも?!