女優で元アイドルの中山美穂さん(愛称ミポリン)の訃報を知り、少し動揺してます。
中山美穂さん(写真右1970-2024)“美人薄命”とは本当なのですね。*左は後藤久美子さん。
中山さんの業績へのリスペクトを込めて、素敵なミポリンとちょっぴり触れ合った拙ブログ、再掲させて頂きます。
深いコメントはまだ書けません。今はとにかく、ミポリンさんが天使に導かれて神様のもとへ無事辿り着いて欲しい、そう願うばかりです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
さて、少し唐突ですが、皆様にとって、「一度は帰らざるを得ない場所」、それはどこですか?
①お母さんみたいな安らぎの場所?
②つらい想いだけど戻らねばならぬ場所?
③あの人と訪れた懐かしい場所?
④もう存在しないかも知れない心の原点、あるいは理想郷(シャングリラ)?
H&T主任は優しくユーモラスな故・日野正平さんが、視聴者の方々に代わり、その「遠い想い出の土地、今は訳あって訪れられない場所」の数々を自転車で巡るNHKの番組「にっぽん縦断 こころ旅」が大好きでした。
番組で日野さんが視聴者の手紙を読まれるのですが、人ぞれぞれ、ささやかかも知れないが、大切な想いと場所を胸に抱いて生きている。そう感じると、人間そのものが何かとても愛おしく感じられ、目頭が熱くなったものです。
俳優・歌手 日野正平(1949-2024)天国の正平さん、本当にお疲れ様、そして、心温まる旅を有難うございました。
ところで、先日、YouTubeで音楽の歴史番組を、何気に見ていると、アルゼンチン・タンゴ三大有名曲の一つ、「カミニート(小道の意)」の来歴を紹介してました。
ちなみにタンゴ三大有名曲、あとの二曲は、「ラ・クンパルシータ(Cumparcita)」と「ポル・ウナ・カベーサ (Por Una Cabeza)」だと言われます。
「ポル・ウナ・カベーサ(Por Una Cabeza)」は1992年のアメリカ映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」でアル・パシーノ演じる盲目の退役軍人が、ガブリエル・アンウォーの演じるNYCのレストランで初めて会った若い女性と踊って見せたタンゴ曲。
目を奪うほど素晴らしいタンゴ・シーンですね☟
カルロス・ガルデルの歌う「ポル・ウナ・カベーサ (Por Una Cabeza)」原曲と拙訳があるので再掲させて頂きますね☟☟
そして今回は「カミニート(Caminito)/小道」
以下、この歌のエピソードを少々。
このタンゴ「カミニート/小道」の作詞者はアルゼンチン人のガビーノ・コリア・ペニャローサ。20世紀初頭、ボヘミアン的雰囲気の中で思春期を過ごすも、やがて地方の徴税官吏となる。
ある時、ガビーノが徴税のために訪れた村の川が増水し足止め。村の名士が集う夜会に招かれたガビーノは、当時まだ田舎には珍しかったピアノ弾きの若い女性、マリアと激しい恋に落ちる。
だがこの時マリアには親が決めた軍人の許嫁がおり、ガビーノとマリアは毎日、村の「小道」で密会を重ねる。やがて川の水が引き、ガビーノはマリアと再会の約束を交わし、村を後にした。しかし、数か月後、ガビーノが村を訪れるとマリアは既に村を去っていた。
村を離れる失意のガビーノだが、帰り際に村人から、ある衝撃的な事実を聞かされる。それは「マリアが村を出たのは、マリアの妊娠を知り、その発覚を恐れた両親がマリアを早急に軍人の元へと嫁がせたから」というものだった。
その後、ガビーノの子を身ごもり村を出たマリアが、ガビーノと再会することは二度とありませんでした(了)
「カミニート/小道)」は、この儚くも激しく、そして悲しい愛と青春を綴った詩でした。マリアとの逢瀬を重ねたあの村の小道を再訪し、悲しい心境を小道に向かって語り掛ける形をとっています。
アルゼンチンの田舎の小道(イメージ)
タンゴ曲としての「カミニート/小道」は、後年、地方の徴税官吏の職を辞し、首都ブエノス・アイレスに出たガビーノが、タンゴ作曲家フアン・デ・ディオス・フィリベルトと出会い、タンゴ曲として完成、これを1926年にアルゼンチンを代表する伝説的タンゴ歌手・俳優のカルロス・ガルデルがレコード化し大ヒット、一世を風靡しました。
カルロス・ガルデル(Carlos Gardel/1890 - 1935)そういえば祖父も時々でしたがこのようにダンディーなボルサリーノで外出してました。
ガルデル氏の良質な音源が見当たらなかったので、スペインのオペラ歌手で指揮者にして芸術監督のマエストロ、Placido Domingo(プラシド・ドミンゴ)によるバージョンを、拙訳を添えて載せます。また、拙訳は女性目線(またはH&T主任の目線?)としました。
カミニート/小道 (1926)
作詞 : ガビーノ・コリア・ペニャローサ
作曲 : ファン・デ・ディオス・フィリベルト
Caminito que el tiempo ha borrado
時が消し去った小道よ
Que juntos un día nos viste pasar
寄り添い歩く二人を見ていた小道よ
He venido por última vez
私は最後にもう一度訪ねてきたのよ
He venido a contarte mi mal
あなたにわが身の不運を語るためにね
Caminito que entonces estabas
小道よ、あの頃は
Bordeado de trébol y juncos en flor
あなたはクローバーや水草(の花)に縁どられてたけど
Una sombra ya pronto serás
もうじき陰になってしまうのでしょうね
Una sombra lo mismo que yo
私みたいに、陰ってしまうのでしょうね
Desde que se fue
あの人が去ってから
Triste vivo yo
悲しみに暮れてるわ
Caminito, amigo
小道よ、友よ
Yo también me voy
私も去っていくわ
Desde que se fue
あの人は去って
Nunca más volvió
もう戻って来なかった
Seguiré sus pasos
私も永遠に立ち去るわ
Caminito, adiós
アディオス、小道よ
Caminito que todas las tardes
午後は決まって
Feliz recorría cantando mi amor
幸せいっぱいに愛の詩を口ずさみ歩いた小道よ
No le digas si vuelve a pasar
もしあの人がまた戻って来ても
Que mi llanto tu suelo regó
路面が私の涙で濡れたなどと伝えないで
Caminito cubierto de cardos
アザミに覆われていた小道も
La mano del tiempo su huella borró
時の仕業で跡形もなく消え去ったけど
Yo a tu lado quisiera caer
私はあなたの傍らで横たわりたい
Y que el tiempo nos mate a los dos
時があなたと一緒に私も消し去って欲しい
(アザミの花)
Desde que se fue
あの人が去ってから
Triste vivo yo
悲しみに暮れていたの
Caminito, amigo
小道よ、友よ
Yo también me voy
私も立ち去るわ
Desde que se fue
あの人は去り
Nunca más volvió
もう戻らなかった
Seguiré sus pasos
私も永遠に立ち去るわ
Caminito, adios
小道よ、アディオス、さようなら
如何でしたか?H&Tはなんと100年(日本では大正時代
)も前のこの作詞家、作曲家と魂(alma y corazón)がシンクロした気がしてるのですよ。
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編集後記:
今回、帰るべき場所、戻るべき処というテーマでタンゴを楽しみましたが、英語の洋楽では有名なところで、ジョン・デンヴァーの1971年リリース曲、「カントリー・ロード(Country Road)」(アニメ映画「耳をすませば」の主題歌にもなった)が思い浮かびます。詩情あふれる良き曲なので、いつか拙訳を載せたいと思います。
ジョン・デンバー カントリー・ロード(Country Road)(1971)
作詞・作曲:ジョン・デンバー
邦楽では、My Little Lover (マイ・リトル・ラバー)の「Hello, Again 〜昔からある場所〜」この楽曲は、2010年にJUJUさん、2021年に絢香さんもカヴァーしてますね。(H&T主任的には帰る場所のイメージに一番近い気がしてます)
My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」(1995)
プロデュース:小林武史
皆様の帰りたい場所、戻りたい処、是非、是非、おしえてくださいね![]()
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“あ~も~、BadなGirlじゃなくって、Budweiser Girl。バドガールだってばぁ
”(By H&T「無理してBud Girlする」主任)
とても慌ただしい師走。寒~いので健康だけは十分気をつけて過ごしてけさいん![]()
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(By H&T「Bud Girlになれそうもない」主任)
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