毎度です。
ようやく立春も過ぎましたが、なかなか暖かくはならないなぁ。
というか、めっちゃ寒いやん。
本格的に暖かくなってくるのはまだ先かな・・・
前回、ちょっとテイストを変えて「読書」について書いてみました。
割と好評だった・・・と思ってるので、また書いてみようとは思ってます。
が、今回はまた機材について(笑)
先日呟きましたが、らいむらいと用のベースを新調しましたので、それについて。
また長くなるよ。多分。
皆さんご存じだとは思いますが・・・らいむらいと ではフレットレスを使用してます。
このフレットレス・・・まぁ文字通りフレットが無いのですが(笑)
このフレットが無いことによって、どういう特徴が出るのかといいますと・・・
まずは、音程の変化が滑らかになります。
フレットがある場合の音程変化は、階段状なのですが、フレットレスの場合はスロープ状になります。
言わば、声と一緒。
ですので、正確な音程を取るにはかなり気を使います。その一点を押さえなければならないので。
(フレッテッドの場合は、そのフレット内であればどこでも大丈夫)
とはいえ、自分はそこまで神経質にやらなくても、とは思ってます。
だって、正確な音程に拘るのであれば、フレッテッド弾けばええんやもん。
多少は不安定なほうがフレットレスらしくていいかな、と思ってます。
(勿論。ある程度は、ですよ。不協和音までになると拙いかと。)
後は、音の立ち上がりが遅いことかな。
それ故に、暖かみのある音になりますね。
そんな「フレットレス」ですが。
らいむらいと に関わるまではほとんど弾いてなくて。
レコーディングをサポートする際にリクエストされたのが最初です。
当初はフレッテッドと半々くらいやったかな?
なので、アルバム「希望の花」にはフレッテッドで弾いた曲も数曲あります。
一応、友人から借りたフレットレスがあったのですが、それはレコーディングするにはちょっと状態が悪くて・・・
急遽、レコーディングの2.3日前に買いに行きました。御茶ノ水へ。
事前にネットで在庫等はチェックしてたのですが・・・何せほとんど善し悪しが判らないという・・・
もう、なんとなく、の感覚で決めちゃいました。
予算の都合もあったしね。
(ぶっちゃけここまでしっかり弾くことになるとは思ってなかったので・・・あまり高いヤツは手を出しにくかったんですよね。)
それが、先日まで使ってたバッカスというメーカーのフレットレスです。
(愛称ジャニーさん)
なんとなく、で買ったにしては・・・アタリでしたね。
ライブで使ってて、音響さんからの評価も概ね良かったし。
流石バッカス。作りがしっかりしてますね。
とはいえ、フレットレスを弾きこんでいくとやはり色々と見えてくることもありまして・・・
去年くらいから探してはいたんですよね。
(バンドに加入したのもきっかけの一つかな。)
やはり、手元に一本だけというのもちょっと不安やし。
で、昨年末くらいにようやく候補が絞れてきた訳です。
実は候補はもう一本あったんやけど・・・
音はそっちのほうが好みだったんですよね。
試奏した時に「おっ!」という感覚があって・・・これやな、と思ったんですけど・・・
如何せん、パワーがあり過ぎた・・・
このパワー・・・らいむらいと で必要か?と(苦笑)
らいむらいと以外でも弾くのであれば、そちらという手もあったんでしょうけど、ね。
それよりも、楽器全体のバランスがより優れてると感じた、サドウスキーというメーカーのヤツにしました。
(このパソコン、さどうすきーを変換したら作動好きーと出た・・・思わずタイトルにしてもた/笑)
サドウスキーはNYにある工房なのですが、非常にクオリティが高く、当然値段もかなりのクオリティ。
自分のはNY製ではなく、東京で作られたヤツ(フェンダーにおけるフェンダージャパンみたいなもん?)なのですが、それでもサドウスキー監修とあって(手掛けてる方も凄い人)作りがしっかりしてました。
ちょっと試奏しただけではあるのですが、とにかくトータルバランスがいいという印象。
おそらく、色々なタッチや表現に素早く反応してくれるだろうという期待もあってコレに決めました。
実際にライブで使った印象ですけど・・・
とにかく、良く鳴る。
ジャニーさんは電池使わないタイプでしたけど、これは電池有のアクティブタイプなんですよね。
それもあってか、しっかりと鳴ってくれます。なので、とにかく楽。
逆に言えば、あまりチカラを込めると音が濁っちゃう感じがする・・・
力任せに弾くタイプではなさそうですね。
ジャニーさんは、場合によっては、力任せで無理やり鳴らしてる感覚があって、それはそれで「ロック」なテイストを醸し出す一因だったとは思いますけど・・・そういう感じではなさそうだな。
それから、意外なポイントやったんやけど、指板が見にくい(苦笑)
指板の材質が違う故にか、フレット横のラインやポジションマークが見にくいことが判明・・・
フレットレスだからこそ、指板横のラインは重要なのに・・・らいむらいと のステージ上は暗いし、ね。
気になったのは、それくらいかな。
音自体には満足してます。
これから、まだまだ絞り込んでいかなきゃな、とは思ってますが。
気になる点も、ちょっとした工夫や慣れで解消出来る程度のことなので・・・しばらく色々と調整しながら使っていく積りです。
ということで、今後はこのサドウスキーで、らいむらいと の世界観を彩っていきますね。
(予想通りめっちゃ長い記事になってるやん・・・)