ヘッドレス主義日記 ~あたま、かるく~

ヘッドレス主義日記 ~あたま、かるく~

当方四弦。フレットあり、ヘッド無し。
場合によって、フレット無し。

毎度です。



またかなり空いてしまいましたね…
先月2本しか書いてないやん。


気を取り直して(?)まずは読了記事書きます。



先月は6冊。


「屈折くん」和嶋槙治著
人間椅子の和嶋さんの自伝?が文庫化されてたので購入。そして再読。
人間椅子の作品は文学的表現が多いけど、ここでは朴訥とした印象。
紆余曲折した人生やバンド活動が描かれていて、そこには悲哀が滲み出ているが、意外にさらっと読めるのは、今の充実を知っているから、かな。
不思議な人生を送っている人だな。
それから、この自伝だけでなく、自作エフェクターの本も復刻して下さい。


「土を喰う -我が精進十二ヵ月-」水上勉著
タイトルだけは知ってたエッセイ集。マンガ「美味しんぼ」で知ったんだっけ?(笑)
映画化されるらしく(上映中?)本屋で展開されてたので購入。
作者の自給自足の生活や、少年時代の精進料理に関する思い出などを綴ったエッセイ。
執筆されたのは40年以上前だが、自分も実家では自給自足に近い生活?だったので、割と親近感あった。
後は、今となっては不便ではあるが贅沢な暮らしだな、という感想…くらいかな(苦笑)


「天地に燦たり」川越宗一著
8月に読んだ「熱源」の作者の作品。
あれはアイヌ民族を描いた作品でしたが、こちらは秀吉の朝鮮出兵の頃の琉球や朝鮮を描いた作品。
「熱源」はアイヌとポーランドからの視点で描かれていたけど、こちらは、島津と琉球と朝鮮の三つの視点から。
章立てがコンパクトなので、視点の切り替わりが割と頻繁…だった印象。
故に、読み易くはあったけど、その分、ちょっと深みはなかった気もする。力作ではあると思うけど。
「熱源」の時も書いたけど、もうちょい絞って欲しかったかな。
自分の好みとしては、ね。


「この素晴らしき世界」東野幸治著
芸人・東野幸治が、色々な芸人を、そのエピソードと共に面白おかしく紹介。
以前上げた「一発屋芸人列伝」には、一発屋に対する愛情?を感じたけれど、ここでは東野さんの芸風通り?ドライな印象。
とはいえ、芸歴長いだけあって?的確な分析が流石。
音楽の世界もそうだが、努力したからと言って報われるものでもないけど、売れた人はすべからく努力してるもんだな、と改めて実感。
そして、基本的には、みんな真面目なんだなぁ、と。


「毛利は残った」近衛龍春著
関ケ原での敗戦から、毛利家を建て直すまでを描いた作品。
割とすぐに関ケ原の戦いに入るので?没入しやすかった。
毛利家の立ち位置の変化をこういう風に描いた作品は初めての様な気がするが、それは自分があまり読んでないからか?
正直、最初は毛利輝元の印象が良くなかったが、藩主として毛利家を建て直す様子に感情移入してた。
まぁ、そこは地元が萩というのもあるでしょうけど(苦笑)実際に、萩の街づくり?の様子とか描かれてるし。
関ケ原の頃を描いた作品の中では、視点がまた独特で、面白かったですね。


「二人のクラウゼヴィッツ」霧島兵庫著
1832年に執筆された?「戦争論」に関する小説。
クラウゼヴィッツの執筆に関する苦労などを描いてあるのかと思ったら、執筆のきっかけともなった「ナポレオン戦争」に関する記述が多め。な印象。
海外の小説はあまり読まないので、この時代の戦争の様子が垣間見られて、その意味では、おもろかった。
日本での合戦とはまた違って、ね。
ただ、これだとタイトルにある「二人のクラウゼヴィッツ」の意味合いは薄いかもな。
ちょっと残念。




最近ちょっとペース落ちてる気がする…これは!という出会いも無い気がする…
今月はどうだろな。




先月の新入荷。