車椅子練習への道② ショックとチャンス | ありがとうの力:在宅介護のリアルな挑戦

ありがとうの力:在宅介護のリアルな挑戦

脳出血で倒れ寝たきりになった夫、四肢麻痺、気管切開、胃ろう、褥瘡(予防)の24時間在宅介護日記です

こんにちは。

お越しいただきありがとうございます!

 

いつもイイねやコメントをありがとうございます😊

たくさんの学びと励ましをいただいております。

 

このブログでは

脳出血での四肢麻痺、気管切開、胃ろうで

要介護5、身体障害1級、寝たきりの夫の

24時間介護生活のリアルを綴っていきたいと思います。

 

 車椅子練習への道①からの続きです。

 

 
驚きのニュースが飛び込んできた話ですが、
それは何かというと、「立ち退き」です。
 
夫が倒れた時に住んでいた賃貸の家は、
荷物や部屋数、どう考えても、どう頑張っても
夫が自宅退院できる余地はなく、
 
しかも、仕事場として別に借りている場所もあったので、
二重の家賃を払い続ける必要がありました。
 
大黒柱の夫が倒れて、
それを維持する力は私にはありません
(それを維持してきた夫には本当に頭が下がります)。
 
夫が倒れた後、すぐに引っ越しを考え、探して、
自宅の荷物と仕事場の荷物、両方を収納できて
夫の療養部屋も確保できる広い物件を見つけました。
 
そこに引っ越したことで夫が自宅退院できた、
本当にありがたい家だったのですが、
 
まさかの、契約から1年も経ってないのに
オーナーチェンジによる建物解体のため
半年以内の「立ち退き」要請を受けました。
 
賃貸契約書を確認しても、定期借家ではなく、普通契約で、
2年後の更新料の話までしていたのに、立ち退き、、、、
神様、私は何か前世で悪いことしたんでしょうか、、、、
 
それについてはまた別の機会に譲って、
車椅子練習の話に戻すと、
 
この「立ち退き」を利用しました!
 
こういうことになってしまい、今物件を探している、
車椅子に乗れるかどうかで住める家がだいぶ変わってくるので
とにかく車椅子移乗を試してほしいと。
 
それで、ようやく初の車椅子移乗ができたのが今年2023年1月、
自宅退院から、8ヶ月が経っていました、、、長かった、、、
 
そしてようやく車椅子移乗ができたのですが、
背中を起こし、足を下げると、血圧低下が見られました。
 
身体を起こしたり、戻したりを2回やったのですが、
身体を起こして5分〜10分くらいその姿勢にしていると
血圧が85くらいまで下がってしまい、2回目で終了となりました。
 
真剣な顔で「血圧が下がりましたね」という看護師さんに、
うっかり「でしょうね」と言いそうになりました。
言っちゃったかもしれません。
 
ずっと寝かせたままの人を急に起こしたら
血圧が下がる可能性があること、素人の私でもわかります。
 
だから、「それに向けてできることをやりたい」と
言い続けてきたのに、、、、と言いそうになりました。
言っちゃったかもしれません。
 
表面上大人しくしてましたが、実は結構イライラしてたので
もはやあまり覚えていません。
 
とにかく、現状は身体を起こして足も下げると、
5〜10分で血圧が下がることはわかりました。
 
じゃあ、これからどうするか?ということになるのですが、
理学療法士さんも来ているその訪問看護ステーションでは、
「これ以上は在宅では無理」の一点張り、
何度、何を言っても、答えは同じでした。
 
堂々巡りの話を終わらせるには
「分かりました」と引き下がるしかありませんでした。
 
続きます。