嫉妬するポジショニング | ありがとうの力:在宅介護のリアルな挑戦

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脳出血で倒れ寝たきりになった夫、四肢麻痺、気管切開、胃ろう、褥瘡(予防)の24時間在宅介護日記です

こんにちは。

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いつもイイねやコメントもありがとうございます😊

たくさんの学ぶと励ましをいただいております。

 

このブログでは

脳出血での四肢麻痺、気管切開、胃ろうで

要介護5、身体障害1級、寝たきりの夫の

24時間介護生活のリアルを綴っていきたいと思います。

 

 

 

2022年5月に自宅退院してきて、約1年5ヶ月です。

 

先週、朝から夕方までの

ヘルパーさんがきてくださっている時、

夫の様子が、なんだかいつもと違うように見えました。

 

夫はけっこう表情豊かで、

特に嫌なことには眉間に皺を寄せて

気持ちを表現してくれますし、

穏やかな表情などあるのですが、

いわゆる笑顔は、現段階ではあまり見受けられません。

 

その夫が、なんだか笑っているように見えたことが

その日だけで2〜3回ありました。

 

なんか笑ってるように見えますよねーと

ヘルパーさんにも確認して、

私の気のせいではなさそうでした。

 

リラックスしているというか、

リラックスだけなら普段でも見る表情ですが、

 

なんというか、そこに、

安心とか喜びとかを混ぜたような

なんともいえない穏やかで無防備で

リラックスした夫の表情だったのです。

 

呼吸も静かで深く、

こんな表情今までに見たことあったかな?と思って

思わず動画を撮ったくらいです。

 

何かが違う、、、、

何が違うんだろう、、、、

 

と、じっくり観察した結果、

私の中で出た答えは

 

「ポジショニング」でした。

体位変換とクッションの入れ方ですね。

 

ちゃんとクッションに身体を預けられて

余計な力が一切抜けた感じ、

そんな表情だったのではないかと思います。

 

正直に言います。

 

負けた!と思いました。

嫉妬するポジショニングでした。

 

こ、これは、、、、、

こんなポジショニングを学びたい!と思い、

昨日の木曜、また来てくださったヘルパーさんに

教えを乞いました。

 

色々とポイントを教わりつつも、

一人一人身体の状態が違うし、

その日その日でも違うので、

 

ここにクッションをこう入れればいい!

という決まったパターンって、

実のところ、ないそうです。

 

その時の身体の状態を見極めて、

柔軟に変化させていく必要があるわけで、

毎日、毎回学びだと言われました。

 

それでも、ポジショニングの考え方や

基本的な注意点を改めて確認できましたし、

 

前々から持っているこの本も

私にはとても参考になりました。

 

 

 

夫は自宅退院時、右側手足の拘縮が強く、

これ以上絶対に悪化させない!という気持ちで

この本を購入したのですが、

 

悪化させないどころか、

かなり、かなーり改善してきましたし、

おかげさまで褥瘡も完治しました!

 

クッションの入れ方1つで

こうも変わるのか、、、、と思いましたね。

ポジショニング、ホント奥が深いです。

 

また、ようやく車椅子の移乗を

始めることができるようになった夫は、

これから、より体力をつけて、(他動的だとしても)

身体を動かしていく必要があります。

 

そのためには、

週1回のリハビリに頼るだけではなく、

毎日の日常生活の中で取り組まなければ

ならないことがたくさんあると私は考えています。

 

その1つがポジショニングです。

 

より身体を動かして(刺激を与えて)、

でも安全で、安心してリラックスもできる、

そんなポジショニングを私は学びたい!です!!