お彼岸も過ぎて季節はすっかり秋に変わってしまいました。
こんにちは。
映画祭大阪事務局の池本です。
甲にヒビが入り紫イモのようになっていた足も、
1か月程でようやく回復したのですが、
今度は突然Macが壊れたり、
トラブル続きで事務局は開店休業状態でした。
そんな…こんな…で、大変遅くなってしまいましたが、
「映画祭の報告…その2」をご覧下さい。

映画祭2日目の8月21日(土)は、
「みなみ風…その2」伊勢真一・朋矢作品の上映から始まりました。
あたたかく、さわやかで、ホッとする空気のような作品の後、
映像のないスクリーン「獄中13年」坪井兵輔ディレクター作品を“上映”。
場内は一変し、大ホールは真っ暗に!
音声だけが会場に流れ、
映像は観客ひとり一人の脳裏に広がります。
昨年、実験的試みとして初めて“上映”したラジオドキュメントですが、
大好評にお応えし、
今年は新作2本を“上映”することになりました。
今年初めて体験された方は、少し戸惑われたかも知れませんね。
映画祭の上映作品なのに、全く映像がないのですから。
しかし、
視覚を閉ざすことで、逆に五感がよみがえるようです。
主人公の言葉、足音、街の騒音など、音声を聞きながら、
観客ひとり一人がまるで独自の映像を見つめているようでした。

2日目のドキュメントトークは、
「犬と猫と人間と」の飯田基晴監督、
「南京・引き裂かれた記憶」の松岡環製作者、
「空想の森」の田代陽子監督、
司会役として「風のかたち」の伊勢真一監督が参加し、
「ドキュメントの多様性」をテーマに、
それぞれの制作における熱い思いを語っていただきました。

「犬と猫と人間と」の飯田基晴監督

「南京・引き裂かれた記憶」の松岡環製作者

「空想の森」の田代陽子監督

「風のかたち」の伊勢真一監督(写真右)
同時にエントランスでは、
ヒューマンドキュメンタリーギャラリーとして、
「寺田猛志表紙絵ワールド」を開催しました。


寺田さんは、
阿倍野区にある大阪市指定文化財の大阪市立工芸高校出身で、
14~15年前にALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症するまでは、
建築環境デザインを手掛け、全国を飛び回っていました。
アウトドア派で、
私も一緒に奈良県の吉野川へ渓流釣りに行き、
河原で塩焼きにしたアマゴの味と、
一面に咲いていた美しいササユリを思い出します。
10月17日(日)夜のNHK教育テレビで、
同じALS患者で
学習院名誉教授の篠沢秀夫さんのドキュメントが放送されました。
宇宙物理学者のホーキング博士も同じALS患者です。
10年前に廃業し自宅療養をされていますが、
仕事上の繋がりは切れてしまったかも知れませんが、
新たな活動、連携が確実に広がっているようです。

また映画祭へお越しいただいた方々から、
多くのメッセージをいただきました。
アンケートにお答えいただきありがとうございました。
厳しい運営状態に毎年これが最後かも……と、
くじけそうになるのですが、
皆さんから寄せられた熱いメッセージを読むうちに、
来年も頑張ろう!という気持ちが湧いてきます。


















