【 ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2013・監督からのメッセージ⑥】
「立候補」監督・藤岡 利充
大阪の皆様、お久しぶりです。
この映画「立候補」は、大阪が舞台でないと成り立たなかった映画です。
大阪の人たちの、他人との距離の近さ、好奇心への素直さによって、映画の魅力が成り立ちました。
これがもし、東京都知事選に軸を置いていたら、全国の劇場への広がりはなかったと思います。
中世、ザビエルを始めとする西洋の宣教師が日本を初めて訪れたとき、日本人が知的好奇心に旺盛な姿に心打たれたと聞きます。
このザビエルの感覚を、大阪の選挙を取材した時、私は感じました。
カメラを向けたらきちんとインタビューに答えてくれますし、カメラを向けなくても話しかけて来る。「何なんこれ?」この疑問を大事にしている素晴らしい土地だと思いました。
震災後、怒りと諦めが底辺を流れ続ける日本。
この沈滞した空気を救うのは、前向きで明るい大阪の人間力だと信じています。
映画「立候補」が東京・大阪のみならず、全国へ少しづつ展開できているのは、その証拠です。
大阪の皆さん、本当にありがとうございました。
より多くの大阪の方とお話し、ご意見伺えたら幸いです。

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藤岡利充(監督)
1976年山口県生まれ。
2005年に映画「フジヤマにミサイル」で映画監督デビュー。
その後山口県へ帰郷し新聞販売店に勤務。
起死回生の一手として映画「立候補」を製作。現在に至る。



