こんにちは。
カンファレンス報告も最終回、ハーバードカンファレンスの総括をします。
引き続き髙野広海が担当します。
私には、人生を変えてくれた特別な1週間があります。
それは、高校1年の夏休み、学校の「次世代リーダー養成プログラム」(なんて高飛車な名前なのだろう笑)に参加し、ハーバード大学を訪れた1週間です。
ハーバード大学の寮に宿泊し、教授の模擬講義、Senate体験、キャンパスツアーなどなど、盛りだくさんの1週間でした。
今でもたくさんの思い出が残っていますが、僕にとって何より大切だったのは、意欲を持って必死に学ぶ友人たちの存在と、自分でもできるんだという強い自信を得られたことでした。
私の出身校は優秀な帰国子女が集まっていて、一般の生徒だった自分にとって彼らは憧れの存在でした。
それでもこのプログラムで何度も帰国子女の前で英語でスピーチをし、一緒に英語でディスカッションをし、Senate体験では難解な政治の話題について彼ら以上に発言し活躍できたことは、自分自身の可能性がもっともっと大きいことを教えてくれました。
そして、プログラムでの仲間たちの学びへの高いモチベーションと、ハーバード大学のキャンパスの独特の雰囲気を見て、帰国後にアメリカの大学を受験することを決意しました。
結果として、行きたかった大学には合格できませんでしたが、海外大学挑戦という過程を通じて、今までにないほど自分を見つめ、高め、磨き続けることができました。
ハーバード大学は今の自分の原点です。
あの時ハーバード大学に来たことで、人生が変わりました。
そしてもう1度、人生が変わるような刺激的な経験をしてみたいと思ったことが、HCAPに入った理由でした。
そして今回のハーバードカンファレンス。
期末テスト期間真っ只中のオンライン開催でしたが、新しい視点にあふれた講義の数々、工夫の凝らされたイベント、そしてハーバード大学や世界中の学生との交流は思った以上に楽しいものでした。
特にハーバードのTokyo delegationたちとはとても仲良くなり、日常的にもやりとりをするようになりました。
だからこそ、私達の心に強く強く残ったのは、「ハーバードに行きたい」という思いでした。
オンラインでこれだけ楽しいのだから、対面ならどれほど楽しめただろう。
充実した時間を過ごせた嬉しさと同時に、そんな悲しい気持ちになりました。
コロナウイルスの流行が収束したら、必ずハーバード大学に行き、今回できた友達に会いに行こうと思います。
「人生が変わる経験」は、その時まで取っておくことにしましょう。
追記
ハーバード大学の敷地内にある、有名なジョン・ハーバード氏の銅像。
足に触れるとご利益があると人気ですが、このブログを見ている方は絶対に触れないことをお勧めします。
あなたがHCAPに入り、ハーバードカンファレンスに参加すれば、きっとハーバード生が理由を教えてくれるはずです…。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
HCAP東京大学運営委員会 代表 髙野広海