Tokyo Conference 2017 Day3 | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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こんにちは。本日も新歓代表の登坂より東京カンファレンスの様子おお伝えいたします。

 

東京カンファレンス3日目の今日は、「ハーバード生との親睦を深める」をテーマとした日でした。

 

日中は浅草コース・明治神宮原宿コースの2つに分かれ、観光を楽しみました。

神社参拝時における一連の手順は彼らにとって疑問点が多かったようで「なぜ手を洗うの?」「なぜお金を投げるの?」「ここには何がいるの?」などと多くの質問が飛び交いました。翌日に「日本の精神文化」を伝える企画を控えている中で、彼らの日本思想に対する関心を高められたのは非常に良かったと思います。

観光後、調理室へ移動して、企画「カレー作り ―同じ釜の飯を食う―」を行いました。

この企画は、調理という共同作業を通じて互いの心的距離を縮めることを目的としていました。各班、料理が得意でないメンバーが多く(特にハーバード生はほとんどが寮生活のため、自分で調理をするということがあまりない!)、戸惑いながらも楽しんいる様子でした。

この企画では食材の買い出しをする際にも1つの気づきがありました。

イスラム教徒はハラールといって、豚肉および豚肉由来の食材をはじめとするいくつかの食材を食してはならないという宗教上の食の制限があります。近年国際的にこのハラールへの対応が求められてきました。

しかし、カレーは日本の家庭的料理の1つであり、外国人が日本に来て食する機会が多いだろう料理の1つであるにもかかわらず、市販のカレールウはいずれもハラールに対応していなかったのです。結果的にハラール対応のためにカレー粉を使ったカレーを作り、何とか全員でカレーを食することはできましたが、日本の食文化の異文化に対する理解はまだまだ進んでいないところが大きいのだなと感じました。

 

明日は私たちが最も準備をしてきた企画の1つである「『千と千尋の神隠し』に見る日本の精神文化」の企画を行います。現在ハーバード生には目をこすりながらも『千と千尋の神隠し』を見てもらい、明日のディスカッションに備えてもらっています。明日からの企画もお楽しみに!