Tokyo Conference 2017 Day2 | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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HCAP東京大学運営委員会の現役メンバーが更新する公式ブログです。

 

こんにちは。HCAP11期新歓代表の登坂です。

 

本日は、

1. 東京カンファレンスとはそもそも何なのか

2. 東京カンファレンス2017 Day2の様子

 

についてお伝えいたします。

 

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〔東京カンファレンスとは?〕

HCAPは、ハーバード大学とアジアの各大学の学生を結ぶ学生交流プログラムです。1月に各大学の学生がハーバード大学に集まり、3月にはハーバード生が各大学を訪れます。東京カンファレンスは、この3月の交流プログラムにあたります。

 

私たちHCAP東京大学運営委員会は、1年生だけで、1年かけて、先例にとらわれず自分たちでゼロからこの交流プログラムを創り上げることが主な活動です。

 

では、なぜ私たちはたった8日間のプログラムを1年かけて創るのか。

 

私自身も、準備期間が長すぎると感じたことがありました。活動の達成感が得られるのはそれを実際にやり遂げたときであり、準備期間は達成感を得るまでの一種の苦行とも言えるかもしれません。しかし、いまでは1年の準備期間は適切な長さだったように思います。

 

私たちはただハーバード生を楽しませるため、彼らと仲良くなるため、自分たちが楽しむためにプログラムを作っているのではありません。はじめの4ヶ月は「自分は何をやりたいのか、何をしているときが1番達成感を感じられるのか」、「自分」と真剣に向き合います。だからこそ、東京カンファレンスの各企画は、それぞれのメンバーが強い思い入れを持った企画となっています。

 

私たちの活動について詳しく知りたい方はこちら

 http://hcap.tokyo/shinkan/index.html

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さて本日は〔HCAP Summit 2017-これからの大学生活を考え直す-〕を開催いたしました。この企画は私の責任企画でもあります。

 

私は高校時代、生徒会活動の一環で他校の生徒との交流活動を比較的活発に行っていました。というのも、高校内では自分の将来のこと、政治のこと、社会問題など「真面目」な話をする風潮があまりなく違和感を覚えたから。そういった話をすると「意識高い」などという言葉でくくられ、浮いた存在として見なされがちであったから。一方で、学校を超えた交流・討論の場では、皆が気兼ねなく自由に話し合いができていました。だからこそ私は、自由に自分の意見を表現できる場を求め、校外へと飛び出していたのだと思います。高校時代に交流活動で知り合った友人たちの中には、高校同期よりも仲が良い友人がたくさんいます。

 

高校を卒業し、入学試験を通過した私は、高校時代の校外活動と同じように様々な価値観を持った人たちと自由に話ができるだろうという期待をもって大学に入学しました。しかしいざ蓋を開けてみると、結局は高校時代と同様、当たり障りのないような話の数々でした。

 

このような現象は、先進国の中では日本特有なように思います。原因としては、少子化(ここ数十年で大学入学者は半減した一方で大学の数はあまり変わらず「大学全入時代」の到来とも言われている)や、日本の文化的なものの影響が強いように思います。私は、HCAPでの1年間を通じて、この問題に多くの時間をかけて取り組んでいきたいと思うようになりました。

 

根本的に問題を解決するためにはまだまだ知識も実力も不足していると思いますが、この問題へのアプローチの足かけとして、今回の企画を開催しました。この企画の目的は、上に記したような、自分の将来のこと、なかなか仲間には打ち解けにくい話をできるコミュニティーを作りたい、そしてそこでできた仲間の重要性を知って欲しいというところにあります。開催場所は東京大学の施設でしたが。一般参加学生の約半分が東大以外の学生であり、多様性が担保されていたことは非常に良かったと思います。各学生が自由に自分のやりたいことを語り、互いに互いを尊敬していた様子でした。参加して下さった皆さん、ありがとうございました。

 

 

まだまだ東京カンファレンスは続きます。本日の報告は以上で失礼します!