初めまして。東京大学文科1類1年の佐野智樹(さのともき)と申します。
HCAP東京大学運営委員会では渉外代表を務めさせていただいています。昨年度までに協賛、支援して下さいました企業様、個人様には厚く御礼申し上げます。今後もどうか、弊団体の活動を温かい目で見守って頂けたらと思っております。
僕の夢は外交官になることです。高校時代から憧れており、そのために最も有利な東京大学法学部に入ろうと、文科1類を目指しました。高校時代から将来の夢を決めるというのは些か早い気がしますが、その分明確な目標を与えてくれます。明確な目標があれば、それに到達するまでの手段も漠然と思い描くことができ、これによって大学生活で様々な恵まれた機会を手に入れられたと思っております。もちろんHCAPに参加できたことはその最たるものです。
しかし、一旦将来の目標は定めたものの、それをより強力に動機付ける必要があるということが、HCAPで学んだことの一つです。僕の主観ですが、「弁護士になりたい」「検察官になりたい」「官僚になりたい」等と言っていれば、大抵の人間には承認され、もしかしたら賞賛されるかも知れません。しかし、HCAPの仲間や先輩は高い理想を持っているものの、それを悪く言えば「ありきたり」な職業に就くことで解決しようとしないように思います。NPOに興味のある仲間もいれば、何らかの国際機関で働きたいと言っている仲間もいます。彼らは「何をやりたいか」をしっかり自分で分かっているのですが、「どうやるか」について悩んでいるように見えます。その姿勢を見て、「どうやるか」のみ決まっている自分が恥ずかしくなりました。当然、やりたいことがあってから手段がある訳ですから、そこを逆にとらえてはいけないと思いました。
今では、軍縮、特に核軍縮に興味があります。被爆者である祖父のホームページを拙いながらも英訳していた結果、二度とこの悲劇を繰り返してはいけないと思いました。いてもたってもいられなくなり、授業開始前日に広島に行って平和記念資料館を見学したほどです(笑)。今後の課題としては、「核兵器と通常兵器の決定的な違いについて知ること」「外交官としての活動がどのように軍縮につながるか探る」あたりでしょう。
と、真面目なことも書いてみたのですが、実はフランクな人間です。HCAP6期の中では最も笑いを取っているのではないかと自負しております。3月の東京カンファレンスの大舞台で、ハーバード生に対して自作のアメリカンジョークでも作って披露できたらな、と思っております(笑)。
次の更新は主務の杉原です。彼女は強い芯を持っており、自分の意見をズバッと言う人です。こないだ帰り際、彼女のブーツを褒めたのですが、相手にされませんでした。芯が強い子なのですね。では乞うご期待。
HCAP6期 渉外代表 佐野智樹