1年を振り返って | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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東京カンファレンスを目前に控え、今年の東京大学前期合格発表が終わった今、改めてこの1年を振り返ってみようと思います。

合格発表からちょうど1年、私は大学に入って何か変われたのでしょうか。
昨年は合格というゴールへ向けてひたすら自分を鼓舞してやるべき参考書、苦手科目と向き合う日々でした。しかしそれはある意味では機械的な作業でした。過去問を解く、答え合わせをする、できなかったポイントを整理し、もう一度解く。模試を受ける、自分の実力を知る、反省する。そんな繰り返しで1年が過ぎたように思います。しかも、受験をするという選択肢は都内の進学校に通っていた私にとっては避けられないもので、何も考えずただただ周りに同調していただけでもありました。
しかし大学に入ると、どのように日々を送るか、たくさんの選択肢とそれを選ぶ権利が私に与えられていました。サークル活動をする、アルバイトでお金を稼ぐ、遊ぶ、勉学に励むなど時間の使い方は無限にありました。私は欲張りなのでどれも捨てきれず、この1年はすべてを両立しようと奔走してきました。サークルはこのHCAPともうひとつ兼ねてから憧れていたアカペラサークルに入り、ミーティング・アカペラの練習そして週3のバイトとこなしてきました。このような生活に後悔は全くしていません。しかし、自分を省みる時間がほとんど取れなかったのも事実です。効率よく毎日をやり過ごす中でふと我に返ったとき、「何のために?」と思うことも少なくありませんでしたが、立ち止まって考えることはしてこなかったように思います。与えられた自由を活かすも殺すも自分次第だというところが大学生活の難しいところだと思います。
しかし、1年前と比べて確実に成長はしていると思います。特に最近アカペラの実力がついてきたことを身をもって感じることが多く、この1年の重みを実感しています。そのような技術的なことだけでなく考え方等の精神面の変化も感じています。特に、物事を自分の主観をもって判断できるようになったことが大きな収穫だと思います。今までは他人の意見をそっくりそのまま受け入れ、鵜呑みにしていたのですが、主観を一旦介して解釈してからインプットをするように心がけてからは、自分自身を強くもてるようになりました。今後その自分の芯がぶれないようになれば、と思っています。

この1年の成果として今週いよいよハーバード生を東京に迎えることになります。ホストとして相手が最大限楽しめるよう役目を果たすと同時に個人として今持っている「自分」を引き出していくつもりです。皆さんに良い報告ができるように1週間有意義に過ごしたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。