こんにちわ、上野です。
今日は英語勉強会について書きたいと思います。
英語勉強会とは、その名の通り、英語力を強化するための勉強会のことです。
一口に英語力と言っても、そこには様々な能力が含まれますが、大きく分けるとそれらは2つに分類されます。一つは、読んだり、聴いたりという、インプットに関するもの。もう一つは、書いたり、話したりという、アウトプットに関するもの。この、インプットとアウトプットというのは、二者択一でどちらが重要性かを決めることができるようなものではなく、異文化間の相互理解のためにはどちらも非常に大切な要素です。まさに、学びて思わざれば即ち罔し、思いて学ばざれば即ち殆うし、ですね。
今挙げた英語力の中で、苦手意識を持っている人が一番多いのは、話す力、すなわちスピーキング力ではないかと思います。他の能力に関しては、独学も可能です。読む力聴く力というのは大学入試センター試験でも問われますし、英作文に関する参考書は山ほどあります。対して、話す力は当然ながら、話し相手がいないと伸びることはありません。また、一定の尺度に従って、できるできないを判断することが難しい能力でもあります。
この、即興でスピーキングする能力(=無茶ぶり英語力)を特に強化させようと企画されたのが、前回と前々回の記事で紹介された、第3・4回の勉強会でした。この二回の勉強会を通じて私が感じたのは、以下の2つのことです。
一つは、頭と口とを直接につなぐことの難しさです。中学1年生から英語を学び始めた私にとって、英語は外国語であり、どうしても母語である日本語で思考してしまいます。言いたいことがあっても、それに対応する英単語を知らなかったり、表現が思いつかなかったりするというのは、本当にもどかしい経験です。
もう一つは、英語を話すためには話す内容が必要だということです。改めて言葉にするとあたりまえすぎてなんのことだかわかりづらくなってしまいますが、簡単に言えば、どんなに難しい論文が読めたり討論を理解したりすることができても、そこに自分の意見や考えが伴っていなければ、空虚なものとなってしまうということです。
これらの勉強会をふまえて、無茶ぶり英語力とは逆に十分に準備された英語力を磨こうと開かれたのが、第5回勉強会でした。前述の2点のうち、後者の用意を完璧にした上でどの程度喋ることができるかが問われました。
今挙げた3つの勉強会は、HCAPの先輩方が主催してくださったものです。
このほかに、4期内での勉強の機会もあります。
今期では、カナダからの帰国子女である加藤が英語係として、皆の英語力の向上をサポートしてくれています。私自信も、口頭で英語の自己紹介をしたものを聴いてもらったり、東京大学の教育制度について説明した文章を講評してもらったりしました。英語として正しい表現を指摘してもらえるだけでなく、英語を理解する上で不可欠な論理的な論の進め方も指導してくれるので、非常にありがたいです。
以上が、私が経験した英語勉強会についてです。HCAPメンバーには向上心の塊のような人がたくさんいるので、これ以外にもみな思い思いの方法で英語力の強化に励んでいることと思います。
来るべきカンファレンスに向けて、失敗を恐れずに、自分の力を最大限まで伸ばしていきたいと思います。
さて、このブログでは活動特集として、今日まで2週間弱にわたり、これまでのHCAPについて説明してきました。次回は、4期代表の野村が、現在私たちがどのような活動をしているのかについて、近況報告の記事を書く予定です。お楽しみに。
今回は以上です。乱筆失礼致しました。
HCAP TOKYO 4期記録係 上野由加里