先輩方による勉強会① | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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こんにちは。
渉外活動について一通り説明が終わったところで,今日と明日の2回に渡り,先輩方による勉強会についてお話ししたいと思います。

今年で4年目となるHCAPは,まだまだ歴史が浅いことに加え,活動が1年生主体であるため,他団体と比較すると,先輩との交流が希薄になりがちです。
しかし,実際にカンファレンスを行った先輩方の経験と知恵を生かさない手はありません。
そこで今年から,2期の先輩方による勉強会が行われることになりました。
6月から始まり,現在までに5回開かれました。
この勉強会の最大の目的は,2月のハーバードカンファレンスと,3月の東京カンファレンスを成功させるために必要な知識や教養を身につけることです。

記念すべき第1回勉強会は6月21日に開かれました。
まず,2期で現在法学部3年の小川大佑先輩が,HCAPという組織を運営するにあたっての心構えについてお話しくださりました。
HCAPメンバーはそれぞれ、他団体との掛け持ちやアルバイト,勉学等で多忙であるということを前提として,全員が限られた時間を意識的にHCAPに割く必要があり,「忙しい」を言い訳にしてはいけない。
当たり前のようではありますが,この意識があるかないかが,組織全体の雰囲気に影響してくることは,その後何かと感じる機会がありました。
その他,組織の運営を円滑にするための方法(スカイプの利用やメンバーのスケジュール管理など),効率的にミーティングを行うための原則,渉外における最低限のマナーなど,これからHCAPとして活動していくための基礎となることを学びました。

続いて,同じく2期で法学部3年の中村未央先輩が,「問題解決」について分かりやすく説明してくださりました。
『世界一簡単な問題解決の授業』(渡辺健介著 ダイヤモンド社)を教材として使いました。
まず思いついた解決方法を書き出し,樹形図で構成し直し,一つ一つ分析していく,という順序で,最も有効な解決方法を絞り込んでいきます。
演習として,HCAPで今後浮上して来るであろう,予算不足という問題に対処する方法を具体的に考えました。
ちなみに,この『世界一簡単な問題解決の授業』は,読んでみると簡単に納得できる内容ですが,普段は意識してやっていない問題解決の方法に気付ける,とても参考になる本です。
すぐに読み終わるので,皆さんも興味があればぜひお手に取ってみてください。

第2回勉強会は夏休み中の8月26日に行われました。
2期の大井芳季先輩がビジネスメール・ビジネス文書の書き方をレクチャーしてくださりました。
学生だから書類の書式に完璧さは求められていない,という考えは甘く,企業との交渉において他団体より優位に立つには,「外見の質」も求められます。
これは,先輩がインターンを通じて実感なさったことでもあるそうです。
企業との交渉をする際に適切なメールアドレスは何か,正式なメールのフォーマット・署名の書き方,ビジネス文書には日付・文責・ページ数が必須であるなど,実践的な講義を受けました。
あらかじめ,社会人の方へ挨拶のメールを書く,という課題が4期に出ており,提出された課題を使って良い点・悪い点を具体的に挙げてくださり,改善すべき点が明確に分かりました。

第3回勉強会は,夏休みの明けた10月10日にありました。
2期の所由梨先輩・欒嘉怡先輩によって、いかなる話題にも臨機応変に対応するための「むちゃぶり英語力」が試されました。
この日の勉強会のテーマには、宗教・政治といった日本語でも話しづらいものや、「なぜ日本人は電車の中でおしゃべりをしないのか?」という、普段意識していない日本人の習慣に関わるものがありました。
前提となる正確な知識が必要とされることに加え、宗教や政治に関連する馴染みのない英単語が使いこなせないために、非常に苦労しました。
けれど、5,6人に分かれてディスカッションを行ったことで、個人個人の考えがよく分かりました。
ただ、毎年様々なバックグラウンドを持ったハーバード生が参加する東京カンファレンスにおいて、宗教や政治はセンシティブな話題でもあります。
適切な話題を選ぶ配慮も大切であると学びました。


長くなりましたが、この続きは明日山口が書いてくれます。
どうぞお楽しみに。

HCAP4期 渉外執行担当 前馬