渉外執行チームの阪本絢子です。銀杏の葉がほとんど散ってしまい、黄色に彩られた美しい銀杏並木道が大好きだった私には残念ですが、冬の銀杏並木道もなかなか趣があります。
今回は実体験に基づいた渉外について書きたいと思います。
まず渉外を始めるにあたって、メンバー全員に、国際交流財団や社会貢献室がある企業など、資金提供を行ってくれそうな企業を挙げてもらいました。調べてみると、意外な企業は実は社会貢献費を多く出しているということも分かり、リサーチ自体が勉強になりました。
また、同時に企業の方に見せるHCAPの過去の活動報告書、2010年の活動の企画書、東京カンファレンスのプログラムの説明書を用意しなければなりませんでした。学生だからある程度の不十分さは許されると甘えることなく、あくまでも完璧な文書を目指して作成に取り掛かったため、完成には思ったより時間がかかってしまいました。作成は主に野村、山下、加藤、前馬でやってくれました。また、プログラムをより向上させるよう議論する中で、部分的に変更することとなったためプログラム説明書を作成することが困難になったことも要因だと思います。
企業に協賛をお願いする際には、まず実際企業に電話をかけ、大抵の企業はHCAPについて知らないため、HCAP(Harvard College in Asia Program)の説明、2010年の活動計画などを話し、HCAPの活動に興味を持ってもらうようにしました。ほとんどの企業はとりあえず資料の送付するよう言い、実際企業に出向いてプレゼンなどをできるかは、その資料を読んだあとに決まります。電話での渉外活動の成功率は20社かけて1社ぐらいといわれており、渉外をやってみて思っていたより協賛金を集めることが難しいことを思い知りました。今年は不景気の影響で例年に比べ、さらに協賛金を集めることが難しくなっているようです。
また企業に渉外の電話をかけて出てくるのは見ず知らずの社会人であり、初対面の人に話しかけるのに全く抵抗のない私でも、かなり緊張し疲れたのを覚えています。最初にやったときは1時間で5社ぐらいかけようと思っていましたが、2社をかけ終わったあと3社目をかける気にはなれませんでした。ただこうやって電話をかけてみると自分の言葉遣いをすごく気をつけるので自分の話し方の特徴を認識するのに役立ちました。
東京カンファレンスをプログラムの資金面以外の協力をお願いするためにもNGOなどに電話をかけました。資金面でないこともあり、こちらが一生懸命HCAP、プログラムの説明をすれば、快く協力を申し出てくれるところもありました。
まだまだ渉外活動の途中ですが、こうやって社会人と触れることで、実際学べたことが多かったように思えます。
続いては田部により引き続き、渉外について説明があります。それでは乱筆失礼しました。