[改訂第3版]Windowsコマンドプロンプトポケットリファレンス[上] (Pocket reference)
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【要約】
Windows10において
mklink /D "C:\Users\[ユーザー名]\Music" "D:\symb_Music"
(訳:「D:\symb_Music」として存在するディレクトリを参照するシンボリックリンクを「C:\Users\[ユーザー名]\Music」として作成する)
で、シンボリックリンクを作成する。
※以上の要約で納得された方は以下の文章は読む必要はございません。
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おはよう同志諸君。
Windows10のサポート期限があと半年という今日この頃
いかがお過ごしだろうか。
長く使えば当然、ストレージを圧迫してくる。
特にユーザフォルダ内のミュージック。
私のようなCD時代から生息する生物は尚更。
というわけで表題の通り、
シンボリックリンクを用いて、Musicフォルダ内参照をSDカード内参照に変更する。
では実際にやっていこう。
1. コマンドプロンプトを管理者権限で開く
シンボリックリンクを作成するためには管理者権限のコマンドプロンプトが必要。以下の手順で開く。
「Winキー」+S を押し、「cmd」と入力。
「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択。
「管理者として実行」することを忘れずに。
2. SDカードに保存用フォルダを作成
SDカード内にMusic用のフォルダを作成する。(ここでは例として D:\symb_Music とする)
3. 既存のMusicフォルダを移動
システムのMusicフォルダをSDカードに移動する。
robocopy ""C:\Users\[ユーザー名]\Music" "D:\symb_Music" /E /MOVE
勿論、コマンドプロンプトでの移動が不安な人はGUI上でドラッグ等で移動しても良い。
4. 旧Musicフォルダを削除
移動が完了したら、元のMusicフォルダを削除する。
rmdir "C:\Users\[ユーザー名]\Music"
勿論、コマンドプロンプトでの移動が不安な人はGUI上で削除しても良い。
※※コマンド入力が不安な人向けに、手順3. 4.に関して注釈※※
1) MusicフォルダをSDカードにコピー
2) Musicフォルダの名前を変更(ここでは例として Music00 とする)
3) 手順5. 6.の後でMusic00フォルダを削除
とすればミスによる音楽データ消失を防げるだろう。
5. シンボリックリンクを作成
新たにSDカードのMusicフォルダを参照するようにシンボリックリンクを作成。
mklink /D "C:\Users\[ユーザー名]\Music" "D:\symb_Music"
こればかりはコマンドプロンプトが不安な人でもやるしかない。
6. 動作確認
エクスプローラーでC:\Users\[ユーザー名]\Musicを開き、SDカード内のD:\symb_Musicの内容が正しく表示されることを確認する。
また、音楽プレーヤーなどで問題なく再生できるかチェック。
当然だが、動作確認を忘れないように。
あと、個人的なお薦めだが、作成したシンボリックリンクは
のように txtファイル等ででも記録しておくと良い。
では。
現代社会において、「風流」と「時短」はしばしば対立する価値観として認識される。「風流」は美や趣を重視し、物事の過程そのものに価値を見出す態度を指す。一方、「時短」は効率性を追求し、できる限り短時間で目的を達成しようとするものである。この二つの概念は、その本質からして背反的な性質を帯びているが、技術や工夫によって両立の可能性も模索されている。本稿では、風流と時短が背反といえる理由を具体例を交えつつ考察し、その調和の可能性について論じる。
まず、風流と時短が背反する理由を明らかにするため、いくつかの例を挙げる。たとえば、料理において風流を重視する場合、季節の食材を吟味し、手間をかけて丁寧に調理し、美しい器に盛り付けることが求められる。しかし、これには時間がかかる。一方、時短を優先するならば、手軽に済む冷凍食品や簡単な調理法が選ばれることが多く、風流さは犠牲にされがちである。また、旅を例に取れば、風流を求める旅行者はゆっくりと街並みや自然を楽しみ、道中の発見や感動を大切にするが、時短を重視する場合は主要な観光地を効率よく巡るプランが選ばれる。この場合、移動のスピードが優先され、風流な楽しみが削られることも少なくない。さらに、日常生活の例として、手書きの手紙に込められた趣深さや筆遣いの美しさは、タイピングや音声入力では再現し難い。こうした例からも、風流と時短が相容れない場面が多いことが明らかである。
しかし、背反するように見える風流と時短にも、工夫次第で両立の可能性がある。技術の進歩はその一例を示している。たとえば、最新の調理家電を使えば、短時間でありながら本格的な料理を作ることができる。また、観光においても、効率的なプランニングを活用しつつ、地元ならではの風情を感じられる場所を訪れることで、時短と風流の双方を満たす旅が実現可能である。このように、現代社会における発明や創意工夫は、風流と時短という一見対立する価値観の橋渡しをする役割を果たしている。
さらに、風流と時短の関係を捉え直すことで、新たな価値観の創出も期待できる。たとえば、効率性を重視しながらも、風流な要素を「付加価値」として取り入れるという考え方が挙げられる。忙しい日常生活の中で、短時間で趣を感じられる工夫を凝らすことは、現代人にとって非常に有益であると言えよう。
結論として、風流と時短はその本質において背反的である。しかし、技術や工夫、そして価値観の転換によって、この二つの概念を調和させる可能性は大いに存在する。風流を追求しつつ時短を実現する努力は、私たちの生活に新たな豊かさをもたらすだろう。風流と時短の間にある背反を超えることは、現代社会においてますます重要な課題となるに違いない。
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