無駄ではないエコー検査 ③ | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 60代後半のその方は年一回、ひがき乳腺クリニックで検診をうけられています。この度、1年ぶりに検診に来られました。

 視触診、マンモグラフィでは異常はありませんでした。しかし、エコー検査では3.8㍉大の結節を認めました。

 穿刺吸引細胞診の結果、悪性でしたので、広島市民病院乳腺外科で腫瘤の摘出手術が行われました。結果は6㍉大の浸潤がんでした。

 後日、センチネルリンパ節生検が追加されましたが、転移はありませんでした。ルミナールタイプのため、放射線治療とホルモン療法が行われる予定です。

 この方の場合、小さすぎて針生検をすることをためらいました。もしそうしていたら、ラジオ波焼灼術のいい適応になったものと思われます。

   

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。