広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 私は毎月第一火曜日の早朝に、広島市民病院乳腺外科のカンファレンスに参加しています。この度は、今使える抗HER2療法薬が紹介されました。

 ご存知のように、今や術後の再発予防にもこれらの薬は当たり前のように使えるようになりました。トラスツズマブが発売されて当分の間は、再発しないと使えなかったことを思い出します。

 それだけ高い薬だったのです。今の世の中は死亡率を下げることが証明されれば、どんな高い薬でも保険適応をうけやすくなりました。

 とてもいいことではありますが、いつまで今の国民皆保険制度がもつかは心配ではあります。今回の発表は「トラスツズマブデルクステカン」が「トラスツズマブエムタンシン」より有効だという内容です。

 これで、「トラスツズマブ」→「トラスツズマブ+ペルツズマブ」→「トラスツズマブエムタンシン」→「トラスツズマブデルクステカン」の流れになりそうです。また、「トラスツズマブデルクステカン」はHER2受容体の発現がわずかでも効く可能性があるとも言われています。

 カンファレンスの時にも私は発言させていただきましたが、ひがき乳腺クリニックでステージIVや再発乳がんのために10年以上にわたって「トラスツズマブ」のみでコントロールできている方も何人かおられます。

 理想は「トラスツズマブ」のみでいいか、「トラスツズマブデルクステカン」を必要するかの識別ができるようになることだと思います。

 

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。