広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
ひがき乳腺クリニックに来られる患者さんとは、ときに雑談します。おもに、エコー検査中にです。
最近、「忙しい」と言われている患者さんが増えました。その理由をお尋ねすると「人手不足」のためだとのこと。
多くの方の話をまとめると、「何かあるとすぐにやめる方が増えています。やめても、どこも人手不足のため、引く手あまたのようです。聞くところによると、敷居が高いはずの公務員にも今ではなりやすいようです」と。
私は広島市民病院在職中は、副院長も兼任して職員の採用の際の面接にも立ち会いました。事務長は、履歴書のなかで早期退職の記載があれば、必ずその理由を問いただしていました。
おそらくあれから10年近くたった今では、そんなことは目をつぶらないと採用できる人がいなくなっているかもしれません。当時、臨床研修委員長だった私に、院長から言われた言葉を思い出します。
「あなたの使命は研修医を辞めさせないことです。そのためには指導内容を緩めても構いません」と。でるのは、ため息ばかりです。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。