広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
「憧れ(あこがれ)」とは、「理想的な生活や未来をぼんやりと想像して、もし現実になったらいいのにと思う。そんな慣れ親しんだ気持ち」をいいます。私が中学生の時でした。
日本国民の憧れの対象となったのは、いわゆる新三種の神器でした。カラーテレビ、クーラー、自動車でした。
今思えば、どれもが当たり前すぎてピンときません。しかし、当時はそれらを手に入れるために皆が汗水をたらして働いたものでした。
今の国民の憧れの対象は何だろうかと考えます。あまりにも身の回りにすべてがそろいすぎて満足しきっているかもしれません。
当時の担任の先生は、夢や憧れは実現しないかもしれないので、まずは現実的な目標をもつようにと言われました。そして、私はまずは高校受験という目標をもちました。
高校受験は呉三津田高校しか願書を出しませんでした。双子の弟もそうでした。
高校生になった私たち兄弟の身の回りで、三種の神器のうちで手に入ったのはカラーテレビだけでした。自動車もクーラーも大学生になるまでお預けでした。
「後いくつ寝たらお正月・・・」の歌詞のように、将来に対する期待や希望が持てる憧れが今の中学生にもあればいいなと思います。
余談ですが、私が生まれたころの(元祖)「三種の神器」は、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫でした。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。