広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
WOWOWを見ていると、25年前の香港映画のラブストーリーをオンエアしていました。タイトルは「星願 あなたにもういちど」です。
ナースキャップをしている看護師役の主人公(セシリア・チャン)に、懐かしさを覚えました。聞くところによると、ナースキャップをしなくなった今でも、看護学校では戴帽式のような式典があるそうです。
映画の中で、その主人公が相手役の目の見えない男性(リッチー・レン)に、「神様は欠点の数だけ人間に長所をくれるそうよ」と話すシーンがあります。私はその通りだと思いました。
似たような言葉はたくさんあります。「失敗の数だけ成功もある・・・」とか。
学生時代には、友人から「失恋の数だけいい相手に巡り合う機会が増える」と慰められました。人生には、いいことばかりではないという教えでしょうか。
私事ですが、人生で最初のテストで0点をもらった私に、母親は「お前は、おっちょこちょいだから人一倍慎重に行動しなさいよ」と言いました。私のその性格は、今でも変わっていないと思います。
その欠点を知っているだけに、今でも私は診療前と診療後に予習復習をしています。そのおかげもあり、医師になってから大きなミスもなかったように思えます。
私は映画の中に看護師さんに、「欠点を克服すれば長所にかわるよ」と言われている気がしました。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。