広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
私が広島市民病院で乳腺外科の主任部長だったときの医局は二人部屋でした。相手は循環器内科の先生でした。
その先生と私はすべてが正反対でした。性格や趣味の違いは二人の机の上を見ただけですぐにわかりました。
私は毎朝6時に出勤し夜9時半に帰宅することは昔も今も変わっていません。循環器内科の先生は完全な夜型でした。
そのため、朝は8時過ぎに出勤し夕方にいったんは帰宅しても夜中にしょっちゅう呼び出されていたようです。実際に私たち二人がその部屋で顔を合わせることはほとんどありませんでした。
その先生は私より前に開業されました。「開業したら急患もないのでのんびりしますよ」と言い残して広島市民病院を去られました。
先日、その先生の奥さんにお会いしたところ「主人の帰宅が夜遅いのは相変わらずです。なんでも紹介状の返事を書くので遅くなるらしいのです」
開業したらゆったりできる・・・という夢は少なくとも私たち二人にはかないそうにありません。根がまじめで手をぬかない性格である限りどこで何をしても同じなのかもしれません・・・。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。