サラサヤンマ | 煙の休日

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虫好きによる、昆虫観察・採集・標本・飼育を中心としたブログです。
2019年6月5日旧Yahoo!ブログから引っ越しました。

 

 

 

 

 

 

 

川沿いの耕作放棄地にて、サラサヤンマがたくさん飛んでいます。

オスは子供の目線くらいの高さで5~10mくらいの範囲を行ったり来たりするので、飛翔撮影の練習にうってつけです。

昨年入手した一眼に望遠レンズを付けて30分ほどお付き合いして頂きました。

 

このカメラには動く被写体にピントを合わせ続けてくれるAIサーボという機能が付いているんですが、人や車、大型動物などには使えても、小さな昆虫には・・・

いまいち使い方が分かりません( ̄▽ ̄;)

 

昔ながらのピント固定連写でやりましたが画角と距離感がなかなか掴めず難しかったです。

数百枚は撮ったと思いますがちゃんと写ったのは数枚程度となりました。

反省会ですね~。

 

ちなみに↑の写真はすべて同一個体。

風が画面右から吹いていたので頭が右を向いた時だけ飛翔速度が落ちて狙い目でした。

 

 

生息環境

 

 

休憩個体

 

相変わらず変なところを飛ぶトンボです。

近くに水たまりやちょっとした流れもあるのに、そういう場所はあまり縄張りにしません。

先ほどのオスとは別の個体が、飛び疲れたのか枯草にとまってくれました。

当たり前ですがとまってると撮りやすいです(笑)

 

 

ハラビロトンボ♀

 

ハラビロトンボ♂未成熟

 

ハラビロトンボ♂半成熟

 

ハラビロトンボ♂成熟

 

水回りはハラビロトンボが優占種でした。

草丈の高い、浅い湿地が好きなトンボです。

これが多いのは放棄地の植生遷移がかなり進んでいる証拠。

 

 

シオヤトンボ♂

 

シオヤトンボ♀

 

水たまりや用水路が好きなシオヤトンボもいましたがハラビロトンボよりだいぶ少なかったです。

コフキヒメイトトンボがいないかなーと探しましたが見つけられませんでした。

環境的にはいてもおかしくないのに、きっと何かが違うんでしょう。

 

 

ツチガエル

 

草に埋もれた水路にでっかいツチガエルがいました。

こんなにでかいのは初めて見たかも。

そばにヒルがいますが血吸われないのかな。

 

 

夜になるとうるさいけど、昼間のカエルはおっとりしてて好き。

これ以上遷移が進むとこいつも住めなくなるだろうなあ。

 

 

今年はちょっと、こういう放棄地を多めに回ってみたいと考えています。