こんにちは。
ただいま『オスマン帝国外伝』シーズン3を視聴中です。
最近ハマる中国ドラマに出会わないなぁ‥
ということで、とうとうトルコ🇹🇷のドラマに手を出してしまいました。
長文ですのでご注意ください。
大人気ドラマ『オスマン帝国外伝』はシーズン4まであります。
どうやら『新・オスマン帝国外伝』もあるようです。
日本版は
シーズン1 48話
シーズン2 79話
シーズン3 92話
シーズン4 93話
の全312話
中国ドラマで長編(過ぎる)ドラマの免疫はありますが、90話越えは未体験です。
全てを見終えるのはいつになることやら‥
シーズン1から4までをタテに並べてみました。
髭の長さでシーズンを見分けられそう。
トルコで2011年から2014年まで放送されたこのドラマ、これまでに世界90の国や地域で放送されているそうです。
原題は「Muhteşem Yüzyıl」で、直訳すると「壮麗なる世紀」。
ドラマで描かれている第10代皇帝スレイマン1世には「壮麗帝」という別名があるんだとか。
英題も原題そのままの「 The Magnificent Century」。
対して日本語の副題は
「愛と欲望のハレム」 ‥
これまでなかなか手が出なかったのはこのヘンテコな副題のせいでもあります。
海外のドラマや映画に週刊誌の見出しのようなタイトルや副題がつけられてしまうことって時々ありますが、この副題はかなり残念な方ではないでしょうか。
『愛と欲望』だけでも胸焼けしそうなのに『ハレム』って‥
実際にドラマを見てみたところ、史実と波瀾万丈なフィクションを織り混ぜた、見応えのある群衆劇という印象でした。
日本の『大奥』や中国の『宮廷の諍い女』のように国の最高権力者を取り巻く女性たちを中心に描いていますが、オスマン帝国の後宮の女性たちはほとんどが各地から集められた奴隷です。
国や言葉、宗教、外見も多種多様です。
これにはオスマン帝国の地理や成り立ち、イスラム教とも深い関わりがあるようですが、私には全く未知の分野‥
ということで、『オスマン帝国外伝』に関わる歴史をごくごく簡単にまとめてみました。
間違いがあったらごめんなさい。
1299年、オスマン・ベイという人物がアナトリア半島に建国したオスマン帝国は、1922年の滅亡まで600年以上も続いた国家です。
民族の源流は中国古装ドラマにも登場するトルコ系遊牧民「突厥とっけつ」で、モンゴル高原から西へ西へと長い年月をかけて移動してきた人々だそうです。
周辺の小さな君侯国を併合しながら領土を広げ、次第に勢力を拡大していきます。
1453年には第7代皇帝メフメト2世が、コンスタンティノープルを攻略し(ビザンツ帝国が滅亡)イスタンブールと改名して首都としました。
主人公であるスレイマン1世が在位した16世紀は、西アジアから東ヨーロッパ、北アフリカの三大陸に及ぶ広大な国土を支配した時代でした。
大都市には征服地で拉致した白人たちの大規模な奴隷市場があり、男性は肉体労働者、女性は召使いや妾として売買され、若く美しい奴隷は皇帝に献上されたこともあったようです。
オスマン帝国が長期間に渡って繁栄を極めることができたのは、民族にこだわらず様々な出自の人々に活躍の場が与えられていたことが要因のひとつとも言われています。
ドラマの主要人物のひとりであるイブラヒムも奴隷でしたが、スレイマン1世に重用されて大宰相まで出世しました(実在の人物です)。
この当時オスマン帝国はすでに政略結婚をする必要もないほど強大だったので、皇帝のお相手をするのは後宮の側女たちでした。
皇帝が奴隷である側女と結婚することはなく、生まれた子供は皇子や皇女でも母の身分は奴隷のまま。
それでも自分の子供が皇帝になれば、母后と呼ばれて後宮を取り仕切り、かなりの権力を持つことができました。
主役ばりの存在感を放つヒュッレム妃(実在の人物)は、シーズン2でこの慣習を破り皇帝の正式な妻になろうと画策するのですが、さて結果は‥
ドラマの予備知識としてもう一つお伝えすると、この頃のオスマン帝国では帝位争いを避けるため皇帝が「兄弟殺し」をすることが認められていました。
ドラマでも、別の妃の息子である皇太子が皇帝になったら自分の息子たちは全員殺されてしまう‥と恐怖に怯え、権謀術数を駆使するヒュッレム妃の姿が描かれています。
この慣習は第7代〜第13代皇帝まで続き、その後は皇子たちを宮殿の一角に幽閉する「鳥籠制度」というものに変わりました。
とは言うものの、自由はなくいつ殺されるかも知れないような極限状態の生活で精神を病んでしまう皇子も複数いたようです。
どちらにしても恐ろしい慣習です。
ドラマのような陰謀や暗殺が実際に行われていても不思議じゃないですね‥
長々と書いてきましたが、ほかにも私が面白いと感じるのはこんなところでしょうか。
その1 わかりやすくて刺激的なストーリー
ヒュッレム妃が巻き起こす争いに目が離せません。
その2 次々に登場する美女たち(美男たちも)
その3 きらびやかな衣装やアクセサリーの数々
シーズンを重ねる毎にセットも豪華になります。
その4 演技力がすごい
目や眉、口元、とにかく表情に注目です。
その5 どの登場人物もクセが強め
予想もつかない行動に驚きます。
その6 初めて見るトルコの(正しくはオスマン朝)文化がとても新鮮
WOWOWほか多数のチャンネルでご覧いただけるようなので、ご興味とお時間のある方はぜひいかがでしょうか。
昨日の中国語学者
サボりました❗️
昨日のご飯
牛丼
豚汁
ひじきの煮もの
白菜と胡瓜の浅漬け
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