上海に住む3人の女性を描いたドラマでBSオリジナル版だと全38話。
いま私が一番楽しみにしている中国ドラマです
。
原題は『三十而已』。
而已は「‥に過ぎない」「‥なだけ」という意味のようですね。
女性の30歳というとキャリアや結婚、出産や子育てなど選択を迫られる機会が多く、立場や役割も多様な年齢だと思います。
グー・ジア（顧佳）は会社経営の夫と息子のいる専業主婦、ジョン・シャオチン（鐘暁芹）はお見合い結婚をした夫との共働き、ワン・マンニー（王漫妮）は独身で高級ブランド店の販売員をしています。
３人は暮らしぶりもかなり違います。
グー・ジアは息子の教育のためちょっと無理をしてハイクラスな地区の高層マンションを購入。
通いのお手伝いさんはいるし（訂正：住込みでした
）、部屋は豪華で洗練されています。
家族だけでなく夫の会社の取引先や社員にまで気を配り、正義感と行動力もあるデキる女性です。
この絵に描いたような幸せにどんな亀裂が入るんでしょうか‥何だかヒヤヒヤします
。
ジョン・シャオチンが住むのは１LDKほどのマンション。
建物が古いので玄関のドアは開けづらいし、夫が大事にしている熱帯魚の水槽をはじめ部屋の中は生活感が溢れていますが居心地は良さそう。
家事は苦手なので実家の母親がたまに来て掃除や料理を手伝ってくれますが、夫はそれが不満です。
優柔不断で人に影響されやすいけれど、お人好しの甘えん坊で憎めない性格。
想定外の妊娠に彼女はどんな選択をするのか気になります。
地方出身者のワン・マンニーは街を見下ろせる小さなベランダのついたアパートに住んでいます。
家賃は払える限界ギリギリだけど、ベランダで過ごす時間が上海の住人でいることを実感できる唯一の時間です。
自分の店で買い物ができるような玉の輿に乗ることを目標に頑張ってはいるものの、母からの結婚の催促や同僚からの嫌がらせもあって、気持ちがすり減っているようにも見えます。
中国のドラマや映画を見ていると、起きてしまった現実をサラッと受け入れてしまう潔さを感じることがよくあります。
なぜそうなったかということより、どうやって挽回するかという方向に気持ちが向いているのは国民性の違いなんでしょうか
。
前向きさや逞しさが羨ましく感じます
。
ドラマはまだ序盤なので3人には今後色んなことが起こるんでしょうね。
困難をどうやって乗り越えていくのか、３人の友情がどんな風に展開するのか、この先が楽しみです。
BS12の番組サイトには見逃し配信もあるので、ご興味のある方は見てみてはいかがでしょうか。
■出演
役名：キャスト
ワン・マンニー（王漫妮）：ジャン・シューイン（江疎影）
グー・ジア（顧佳）：トン・ヤオ（童瑶）
ジョン・シャオチン（鐘暁芹）：マオ・シャオトン（毛暁彤）
シュー・ファンシャン（許幻山）：リー・ザーフォン（李澤鋒）
チェン・ユー（陳嶼）：ヤン・レー（楊玏）
リャン・ジョンシエン（梁正賢）：マー・ジーウェイ（馬志威）
■スタッフ
脚本：チャン・インジー（張英姫）「恋愛先生（原題）」「我愛男保姆（原題）」
監督：チャン・シャオポー（張暁波）「九州縹緲録～宿命を継ぐ者～」「好先生（原題）
昨日のご飯
キンメの開き、大根と豚肉の煮物、ジャーマンポテト、切っただけのトマトとキュウリ
最近の中国語学習
先日オンラインで無料発音レッスンを受けたので、そのことを書き始めたらこの記事にはおさまらないほどの長文に‥
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別記事として次回更新いたします