2.1インフレーションとは? | ピアの窓

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徒然に気の向くままに

真空にはエネルギーが存在し、そのエネルギーのゆらぎ(不確定性原理)からインフレーションが宇宙を誕生させた。

生まれたての宇宙には、高い状態の真空のエネルギーが存在しました。これを時空の方程式であるアインシュタイン方程式に普通の物質エネルギーとともにこの真空のエネルギーを当てはめてみたところ、物質のエネルギーが引き合う力を持つのに対して真空のエネルギーは排斥しあう力を持つことがわかり、この力によって空間が急速の膨張することがわかりました。

インフレーションは真空のエネルギーにより空間が急激に膨張するもので、膨張により温度が急激に低下して(断熱膨張)何回かの相転移がおき、その際に真空の空間自体の性質が変わり、力の伝わり方も違ってきます。、インフレーション前は一つだった4つの力(重力、強い力、弱い力、電磁力)の分化が始まる。最初の相転移により重力が3つの力から分離しました。その後の相転移で強い力が分離しますが、この時に相移転にともなう僭熱が放出されビッグバーンとなりました。