人間の生き方 | 作家 福元早夫のブログ

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人生とは自然と目前の現実の、絶え間ない自己観照であるから、
つねに精神を高揚させて、自分が理想とする生き方を具体化させることである

 ドストエフスキー(1821―1881)はロシアの小説家で「魂のリアリズム」とよばれる独自の方法で人間の内面を追求した。

 

 ドストエフスキーは、ロシア帝国小説家思想家である。レフ・トルストイイワン・ツルゲーネフと並び、19世紀後半のロシア小説を代表する文豪である。

 

 28歳で空想的社会主義に関係して逮捕されるが、出獄後に、社会主義に批判的になって、キリスト教人道主義へと思想を変化させた。

 

 代表作である『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』などを発表して、「現代の預言書」とまでよばれる文学を創造した。

 

 ドストエフスキーの著作は、世界中で読まれて、170以上の言語に翻訳されている。ソルジェニーツィンチェーホフニーチェサルトルウィトゲンシュタインアインシュタイン、などに影響をあたえた。

 

 日本人では、黒澤明湯川秀樹小林秀雄大江健三郎村上春樹三島由紀夫埴谷雄高などの多くの人物に影響を与えた。

 

 ドストエフスキー(1821―1881)はロシアの小説家で、「魂のリアリズム」とよばれる独自の方法で人間の内面を追求した。

 

 人間の生き方について彼は語っている。

「コロンブスが幸福であったのは、彼がアメリカを発見した時ではなく、それを発見しつつあった時である。幸福とは生活の絶え間なき永遠の探求にあるのであって、断じて発見にあるのではない」