坂本龍馬(1835―1867)は、江戸末期の尊攘派の志士、海援隊長、土佐藩出身である。
脱藩して勝海舟の門にはいり、彼を助けて幕府神戸海軍操練所の設立に努力した。のちに、討幕派を結集して、薩長同盟を仲介、前土佐藩主の山内豊信を説いて、大政奉還を成功させたが、京都で刺客に暗殺された。
「坂本龍馬の名言23選」から
「恥といふことを打ち捨てて、世のことは成るべし」
「万事、見にゃわからん」
「時勢に応じて自分を変革しろ」
「われ、はじめて西郷を見る。その人物、茫漠としてとらえどころなし。ちょうど大鐘のごとし。小さく叩けば小さく鳴り。大きく叩けば大きく鳴る」
「感涙とどめず、遥か江戸の地より拝し、龍馬かならずこの恩に報うべし、と天地神明に誓ふ」
「文(ふみ)開く衣の袖は濡れにけり 海より深き君が美心(まごころ)」
「業なかばで倒れてもよい。そのときは、目標の方角にむかい、その姿勢で倒れよ」
「世の既成概念を破るというのが、真の仕事である」
「偏見を持つな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい」
「わずかに他人より優れているというだけの知恵や知識が、この時勢に何になるか。そういう頼りにならぬものにうぬぼれるだけで、それだけで歴然たる敗北者だ」
「人の世に失敗ちゅうことは、ありゃせんぞ」
「男の不幸は、馬を得るか得ぬかにある」
「逃げ路があるかないかということは天が考えることだ。おれたちは、とにかく逃げることだけに専念すればいい」
「人間というものは、いかなる場合でも好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ」
「英雄豪傑とは、老獪と純情の使いわけのうまい男をいうのだ」
「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志に向かって事が進歩するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない」
「戦わずして敵の不意を誅するのが、上乗の戦さというものである。どうすれば戦わずして勝ちうるか奇計異術では出来ない。誠をもって押してゆく以外にない」
「先人の真似ごとはくだらぬ」
「人生は一場の芝居だというが、芝居と違う点が大きくある。芝居の役者の場合は舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ」
「恥や見栄、外聞などを気にしていたら物事は進展しません。そのようなものを捨てた時、この世の中における重要な事を達成できるのです」
「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある」
「世の人は我を何とも言わば言え、我が成す事は我のみぞ知る」
「自分自身に対する誠実さと他人に対する優しさ、すべてはこの二つに包括される」
坂本龍馬(1835―1867)は、江戸末期の尊攘派の志士、海援隊長、土佐藩出身である。
脱藩して勝海舟の門にはいり、彼を助けて幕府神戸海軍操練所の設立に努力した。のちに、討幕派を結集して、薩長同盟を仲介、前土佐藩主の山内豊信を説いて、大政奉還を成功させたが、京都で刺客に暗殺された。
人間の生き方について彼は語っている。
「恥といふことを打ち捨てて 世のことは成るべし」